2017/8/01

東京ディズニー、入園者7億人に ランドとシー

千葉県浦安市の東京ディズニーランド(TDL)と東京ディズニーシー(TDS)の入園者が31日、合わせて累計7億人に達した。
 7億人目となったのは、大津市の看護師田中沙絵さん(36)。夫と子ども2人と共に、ミッキーマウスやミニーマウスと握手を交わし、花束や2020年12月末まで有効のパスポートを受け取った。「一生の思い出。娘が好きなシンデレラ城などを見て回りたい」と声を弾ませた。
 TDLは1983年4月に開園。入園者は91年5月に1億人を突破した。2001年9月にTDSが開園し、14年4月に両施設で6億人を超えた。

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ビジネス数学専門家/教育コンサルタント
深沢真太郎
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このような数字はこれからも当然ふえていくもの。単に「7億人なんてすごい!」で終わらせず、ぜひこのようなニュースを見たらその企業の決算資料などもざっと目を通してみて欲しいですね。

オリエンタルランド社が公表している2018年3月期・第1四半期決算資料によれば、前年同期比で営業利益10%増、経常利益9%増。昨年よりも好調な業績といえます。
また、資料によればゲストひとりあたり単価は変わらないという説明。つまりシンプルにいえば入園者数が増えた結果といえます。

実際、「ワンデーパスポート」の利用などもあるテーマパークのビジネスですから、客単価が大きく変動することは考えにくいでしょう。
つまり、同社の業績アップには「入園者数の増加」が極めて重要なファクターであることが推測できます。そんなことを推測しながら資料を読み込んで行くと、次のような言及がありました。

『ディズニーシーの新規アトラクション「ニモ&フレンズ・シーラーダー」が好評だった』

やはりそうか、という印象。この程度の数字の読解力だけで、十分その企業の状況を推測することはできます。好調・不調には必ず理由があります。その数字の裏側にあるものを推測する練習も兼ねて、このような有名企業のニュースを活用してみて欲しいと思います。

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