2017/9/22

東証、3日連続で最高値を更新 円安、米株高を好感

21日の東京株式市場は、米国の追加利上げ観測で円安ドル高が進んだことを好感し、日経平均株価(225種)は3日連続で今年の終値の最高値を更新した。前日の米株高も支えとなり、約2年1カ月ぶりの高値となる前日比37円02銭高の2万0347円48銭で取引を終えた。
 東証株価指数(TOPIX)は0・82ポイント高の1668・74で、平均株価と同様に2015年8月18日以来の高値となった。出来高は約19億7300万株だった。
 FOMCで年内の追加利上げ見通しが維持されたことから、円安ドル高が進行。NYダウが7営業日連続で終値の過去最高を記録したことも追い風となった。

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博士(経済学)・帝京大学経済学部教授・慶大経済学部非勤
宿輪純一
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金融市場では"リスク"が相場に与える影響が大きい。最近も、北朝鮮リスクの高まりで、世界的に株式が売られ、国債や金が買われ、ドルが売られ、円が買われた。先週来,北朝鮮情勢が収まりをみせつつあり、警戒感が収まってきた。リスクが低下し、逆に株式が買い戻しが入っている。ドルも買われている。逆流が発生している。
一方、ベースとして米国の中央銀行FRBは引締め方向、一方日本の日本銀行銀上は緩和を維持し散ることから、日米金利差が広がり、日本から米国に資金が向う。ドル高円安の流れが起こる、
さらに日本の場合には「総選挙」もあり、はここでは景気対策が推進されるため日本の株式は上昇する。円安になっていることも株価に良い影響を与えている。

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