2017/9/29

民間の平均給与421万円 正規、非正規格差は拡大

 民間企業で働く給与所得者が2016年に受け取った平均給与額は前年比1万2千円増の421万6千円だったことが28日、国税庁のまとめで分かった。4年連続の上昇だが、伸び率は15年比0・3%増とほぼ横ばい。男性の平均は521万1千円、女性は279万7千円だった。
 役員を除き、正社員の平均給与は486万9千円(0・4%増)、非正規社員は172万1千円(0・9%増)。両者の格差は314万8千円となり、比較できる12年以降で最大になった。
 一年を通じて勤務した給与所得者数は4869万人で過去最高(うち女性は2・3%増の2007万人)だった。

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ビジネス数学専門家/教育コンサルタント
深沢真太郎
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4年連続とのことなので、ビジネス数学的には立派な「トレンド」と考えてよいでしょう。正規・非正規の格差については今後も拡大するのではないでしょうか。
ただし、収入の大小に対する考え方は人それぞれ。ニュース(事実)としては認識しつつ、短期間の増減はあまり気にしても意味はないと思います。むしろ100年生きる現代において、「死ぬまでにいくら必要なのか」を把握しておき、それに対して現在の給与で何%賄えるのか。その残りは投資などでどうつくるか。そういう計算を自分自身でしたほうがよいでしょう。


大事なのは足元の小さな増減(±)よりも、未来のゴール(数値)に対して引き算していく思考回路。算数や中学校数学で十分です。
「義務教育」とはよく言ったものですね。

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