内閣府が15日発表した7~9月期の国内総生産(GDP、季節調整値)速報値は、物価変動を除く実質で前期比0・3%増、年率換算では1・4%増となり、16年ぶりに7四半期連続のプラス成長を記録した。個人消費は7四半期ぶりに減少したものの、好調な海外経済を背景に輸出が伸びて成長をけん引した。
連続でのプラス成長は、IT景気で1999年4~6月期から2001年1~3月期まで8四半期続けてプラスを維持した時以来の長さ。12年12月に始まった現在の景気拡大は高度成長期の「いざなぎ景気」を超えて戦後2位の長さに達したとみられており、GDPにもこうした持続性が反映された。
2017/11/16
16年ぶりGDP7期連続増 実質年1・4%プラス成長
エコノミスト
崔真淑
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四半期連続の改善とはなったものの、中身をみると外需ありきで、消費、設備投資、輸入といった国内経済に関するものは依然と弱いままでした。
でも、一つあかるいニュースも。GDPと同時に発表されるGDPデフレーターという、消費者物価よりも国内経済の動向を如実に表しやすい物価指標がプラスに転じたのです。
物価2%達成は難しくても、以前のようなデフレ暗黒時代へ進んでいるような気配はいまのところはないようです。少し安心かな、、
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