インターネットショップを装い、商品名目などで代金をだまし取る詐欺サイトは、今年7~12月だけで1万9834件に上ることが、情報セキュリティー会社とネット事業者らで組織する「日本サイバー犯罪対策センター(JC3)」による調査で分かった。JC3と連携する警察庁が21日、明らかにした。
警察庁によると、ネット利用者が検索サイトで欲しい商品を探すと、画面に「ブランド腕時計 高品質」などと宣伝したリンク先が表示される。利用者が気付かないまま病院や商店などの実存するサイトを改ざんした転送サイトを経由し、自動的に詐欺サイトへ誘導する仕組みが大半だったという。
2017/12/22
7~12月の詐欺サイト2万件 商品販売装い誘導
拓殖大学非常勤講師
塚越健司
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ネットには様々な詐欺がありますが、この種の詐欺は跡を絶ちません。とにかく数が多いので、詐欺業者が多くの詐欺サイトをつくっているのだと思われます。
またクリスマス前ということもあり、詐欺とは異なりますが転売も増えています。アメリカではボットと呼ばれるコンピュータ・プログラムが、人気商品を正規のサイトから大量に購入し、品薄になったところで何倍もの価格にして転売しています。ボットは人間のような手入力ではないので、大量の商品を即座に購入できてしまいます。
くり返しになりますが、こうした詐欺は形を変えてずっと存続します。ユーザーは常に詐欺があることを念頭に入れることしかできません。気をつけましょう。
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