格闘技やサッカーのゲームで対戦し腕前を競う「eスポーツ」にプロ制度を確立しようと、新たな国内団体「日本eスポーツ連合」が1日発足した。eスポーツは五輪種目への採用が期待される競技の一つ。日本では「ネトゲ(インターネットゲーム)依存症」とやゆされるなどプレーヤーへの偏見も強いが、同連合は新たなスポーツとして普及させたい考えだ。
eスポーツ先進国の米国や韓国は億円単位の賞金が出るゲーム大会も多く、プレーヤーが職業として定着し、野球選手と同様に子供たちの憧れの的という。同連合の岡村秀樹代表理事(セガホールディングス社長)は1日、「地位向上の第一歩だ」と語った。
2018/2/02
ゲーム「eスポーツ」にプロ制度 新団体発足、五輪へ期待も


拓殖大学非常勤講師
塚越健司
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海外では以前からアメリカや中国等においてeスポーツが人気となっています。記事にもある通り、日本においてはゲーム=スポーツという概念はまだ浸透していません。しかし、日本では昔から格闘ゲームなど、多くの対戦ゲームイベントがゲームセンターで開催されており、潜在的なeスポーツ人口は非常に多くあります。
また、たかがゲームと思われる人もいるかと思いますが、すでにeスポーツでは賞金が億をこえるものもあり、eスポーツで「食っていく」ことは可能な時代です。頭を使うものもスポーツだ、という常識をeスポーツがつくりあげていくことでしょう。
ただし、eスポーツはゲーム会社とユーザの間の関係性が密着なため、問題も発生します。ゲームバランスの改善は企業が行うため、特定のユーザーの利益にならないようにしたりするなど、そういった問題は多くあります。eスポーツを健全に発展させるためにも、プロ制度は必要なことだと思います。
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