2018/2/07

ヤフー、ビッグデータ提携先募集 19年度事業化へ

ヤフーは6日、顧客の検索や買い物の履歴など「ビッグデータ」と呼ばれる膨大なデータの活用に向け、提携する企業や自治体、研究機関の募集を始めたと発表した。ビッグデータを商品開発やサービス向上など幅広い分野で役立ててもらう。原則無償の実証実験として進め、2019年度からの事業化を目指す。
 日産自動車、江崎グリコ、神戸市や福岡市などとは既に個別に提携しており、日産はヤフーのデータを販売台数予測やブランドイメージの把握に使う。ヤフーはこうしたデータの活用事業を新たな収益源に育てる。

内容を読む
ビジネス数学専門家/教育コンサルタント
深沢真太郎
6

たとえばスポーツ。10年前はサッカーのTV中継中にボールポゼッション(保有率)が紹介されることはなかったはずです。バレーボールの監督も電子ツールを片手に、瞬時に指示をしたり判断したりしています。極論、いずれは「人間が知りたいデータはほとんど取得できる」世の中になるのでしょう。


データが取れます。データ連携ができます。ただそれだけのことには価値がなくなる時代になります。


これからも多くの企業がデータ活用事業を収益源にしたいと目論むはず。しかし、大事なのは単にデータを提供することではなく、そのデータを通じて「具体策」を導けるコンサルだと思います。もしかしたらデータ活用事業の肝は「テクノロジー」ではなく、数学で養われる数的リテラシー・論理思考・問題解決能力といった「人材教育」のほうかもしれません。

  • URLを
    コピー

このコラムを書いた人

他の人のコラム

関連ニュース