2018/3/16

中国、3~5年で無人運転実現へ 百度会長が見通し

 【北京共同】中国のインターネット検索大手、百度(バイドゥ)の李彦宏会長は15日、3~5年以内に一般公道での無人運転車を実用化するとの見通しを示した。中国政府も百度を中心とした自動運転の開発を全面支援しており、国際競争で中国が主導権を握る構えだ。
 李氏は国政助言機関、人民政治協商会議(政協)の委員として、記者団の質問に答えた。
 百度は今年中に自動車メーカーと連携し、ハンドルや運転席のない小型バスの小規模な量産を始め、ほかの車が走行していない場所で運用する。2019年からは高速道路などでの自動運転を可能とする乗用車を生産する。

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拓殖大学非常勤講師
塚越健司
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世界中が自動運転車の開発競争を行っていますが、中国はデータ量に強みがあると思われます。中国は個人情報の扱い方が欧米と異なり規制が緩いこともあり、様々なデータ分析が可能になります(例えば監視カメラの画像から人間を特定する技術は中国で発展していますが、個人情報の扱いにおける法規制が緩くなければできないことです。もちろんプライバシー的には大きな問題です)


とりわけ今回は政府も支援していることもあり、資金だけでなく、交通情報など、様々な分析データの量が勝負の鍵を握ると思われます。

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