2018/6/29

アマゾン、米で医薬品参入 ネット薬局買収を計画

【ニューヨーク共同】米インターネット通販大手アマゾン・コムは28日、米オンライン調剤薬局「ピルパック」を買収すると発表した。買収額は明らかにしていない。今年後半に買収手続きを完了させる計画で、米国で医薬品販売に参入する。
 米株式市場では、競合するドラッグストアチェーン大手のCVSヘルスやウォルグリーンズ・ブーツ・アライアンスの株価が一時、大きく下落した。
 ピルパックは、利用者の処方箋に応じて、薬を毎回の利用分ごとに小分けし、配送するサービスが特徴。利用者は錠剤を数える必要がなく、薬を管理しやすいという。

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拓殖大学非常勤講師
塚越健司
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アマゾンが医療分野に進出するという話は、IT業界の一部で以前から話題になっていました。今回の買収は医薬品の定期的な配達を容易にするといっただけでなく、医薬品購入データを利用したより大きな計画の布石であると推察されます。


要するに、単に医薬品を売るということが目的なのではなく、購入データからIT✕ヘルスケア分野にも進出しようというわけです。アップルはアップルウォッチにヘルスケアアプリを搭載することで、ユーザーの健康データを収集を可能にしています。こういった分野でアマゾンも戦おうという姿勢が今回の買収から伺えると思います。

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