【北京共同】北朝鮮に観光客として入国し今月上旬に拘束され、国外追放となった杉本倫孝氏が28日午後、経由地の北京を空路出発し、同日夜、羽田空港に帰国した。日本政府は杉本氏から聞き取るなどして拘束当時の詳しい状況を調査。早期解放に応じた北朝鮮側に対日姿勢の変化があるかどうか慎重に見極める方針だ。
杉本氏は28日午前、平壌発の高麗航空便で北京国際空港に到着。空港内で北京の日本大使館幹部らが待ち受け、帰国便への乗り継ぎを案内した。
北朝鮮関係筋は「罪が軽微だったために刑事手続きを取らなかっただけだろう」と語り、対日姿勢の軟化とは言えないとの認識を示した。
2018/8/29
北朝鮮追放男性、帰国 政府、拘束経緯を調査
ジャーナリスト
田原総一朗
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北朝鮮が追放という形で帰国を承認した。もちろんスパイ行為などはなかったはずだが、簡単に北朝鮮が帰国を認めたのは日本に対する思惑があるからだ。それは朝鮮戦争が集結した後の日本からの経済援助である。どうやら北朝鮮は兆の桁の援助を求めているようだ。拉致問題もこの援助と深く関わりがある。
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