2018/11/06

パナが100周年記念住宅 AI進化で家族見守り

パナソニックは2日、家族のライフスタイルに合わせて進化する人工知能(AI)が暮らしをサポートしたり、台風から守ってくれたりする次世代住宅「カサート アーバン」を3日に発売すると発表した。創業100周年の記念住宅として、米シリコンバレーに昨年設立した拠点で開発した最新システムを導入。家族の記念日には音楽や照明でサプライズ演出もしてくれる。
 新たなシステムでは、部屋ごとに設置された小型パネルで家全体の照明やシャッターを遠隔操作できるほか、照明やエアコンなどの家電製品、浴室設備も一つのパネルで操作できる。

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一橋大学大学院 国際企業戦略研究科 教授
楠木建
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経営学者の楠木建さんがコメントしました。パナソニックといえば家電の王様でしたが、現在の事業構造は、消費者向けの家電の会社ではなく、自動車の電池や、家を立てるときの設備がメインになっているようです。買い手は法人のB to Bが基本。これに対して楠木さんは、「部品の会社になってしまうのは寂しい。これからも人々の生活に直接触れるような商品を作っていってほしい」と話しました。また、「新しいプラットフォームをつくれれば『家電のパナソニック』が復活するのでは」と家電の会社としてのパナソニックに期待しました。こちらからお聞きいただけます

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