2018/11/20

日産ゴーン会長ら2人逮捕 役員報酬50億円を過少申告か

 日産自動車の有価証券報告書に自身の役員報酬を計約50億円過少に記載し申告したとして、東京地検特捜部は19日、金融商品取引法違反(有価証券報告書の虚偽記載)の疑いで、代表取締役会長のカルロス・ゴーン容疑者(64)を逮捕した。共謀したとして代表取締役のグレゴリー・ケリー容疑者(62)も逮捕。横浜市の日産本社など関係先を家宅捜索した。社内の指揮系統の解明を進める。ルノー・日産・三菱自動車連合に大きな打撃となるのは必至だ。
 日産の西川広人社長は本社で記者会見し、有価証券報告書の虚偽記載と、私的な目的での投資金支出、経費支出の3点が確認されたと明らかにした。

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ジャーナリスト
田原総一朗
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カルロスゴーン氏には二度会った事がある。

日産のCEOになった時、日産は全く閉鎖的な組織で社長が車を売れと言えばダンピングして売る、一方、機材を買う側は他社より2割、3割も高く買ってリベートを取っていた。閉鎖的な会社なのでその実態が社員達にわからず危機感もない、だから何としても社内を透明にし誰もが状況をわかるようにしなければならないと決意した、と語っていた。

そして4年間で見事に日産を復活させた。僕がゴーン氏の意欲と力を信頼出来ると感じていたので今回の事件は衝撃だ。本当は隠された裏があるのではないか。

田原総一朗

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