第17回のゲストは
株式会社JPホールディングスの山口洋代表取締役です。
保育所の経営などの子育て支援事業を行い、
民間企業として「待機児童」の問題に取り組んでいらっしゃる方です。
グループ会社では「アスク」という名称の保育園を経営しています。
どこかで見かけたことがあるでしょうか?
証券会社に退職した山口さんは、オフィスにコーヒーを提供する事業を始めます。
その後、パチンコ店などのアミューズメント施設へサービスを拡大し、急成長。
社員の福利厚生として始めた保育所がきっかけで
保育所の現状に疑問を抱き、保育業界を変えるべく、業界に参入されました。
パチンコ店でのコーヒーのワゴンサービス、そして保育業界への参入など、
その都度、さまざまな障壁があったそうです。
それでも山口代表取締役は
「おかしいと思うものは時間がかかっても変えたい」という信念で
粘り強く交渉を続けてきました。
保育所は「普通のことをやっているだけ」と謙遜された上で、
いかに今までの保育所がユーザー目線になかったか、
事業者側の理屈で行われていたかを指摘されていました。
また、さまざまな社会の問題は
必ず誰かがそれを改善していくはずだとする一方、
自分が手伝うことで、改善をより早くしたいともおっしゃっていました。
そして、より多くの人に社会全体のことをもっと考えてほしい、
自分の損得だけではなく、
少子化や日本の借金などに目を向けて考えるようなれば、
社会はもっと良くなっていくと期待を込めていらっしゃいました。
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さて、次回のゲストは
株式会社にんべんの髙津克幸社長です。
にんべんといえば、かつおぶしやおだし。
江戸時代から続く老舗の新しい取り組みなどをお伺いします。
お楽しみに!