【西武】外崎修汰選手インタビュー 同じ背番号5番でセカンドだった辻発彦さんの激励に「本当に恥じないプレーをしていかないとなと思います」

【西武】外崎修汰選手インタビュー 同じ背番号5番でセカンドだった辻発彦さんの激励に「本当に恥じないプレーをしていかないとなと思います」

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8月30日放送のライオンズナイターでは、楽天モバイルパーク宮城で行われた楽天-西武22回戦の試合前と5回裏終了時に、埼玉西武ライオンズの外崎修汰選手に辻発彦さんがインタビューした模様を放送した(インタビューは8月25日)。前監督と選手、そして同じ背番号5番でセカンドという深い関係の2人が、深い野球トークを繰り広げた。

――楽天戦(8月15日、西武ー楽天18回戦)、1対1の同点で迎えた8回表ノーアウト1塁の場面で浅村(栄斗)がショートゴロ打ちました。外崎(修汰)がセカンドベースに入りました。(源田壮亮が)トスして(ボールを受けた外崎が)ベースを踏めませんでしたというプレーがあったけど、あれはどうしたの?
外崎「あれは源(源田壮亮)もバックハンドのトスだったので、結構用心して、捕ることがまず先かなと思った。イメージとしてはベースの位置はここら辺だろうなと思っていたのですが、捕ることに集中して、捕ってパッと見たら、(ベースが)気持ち遠くて、うわーってなっちゃいました」

――それ思ったのよ。絶対に(源田が)バックトスをするから、そのまま球が流れたりしたら、ベースに早く入っちゃうと逆に捕れない。だから用心したと思ったんだけど、思ったより離れすぎてた?
外崎「そうですね」

――あれ痛かったよね?
外崎「そうですね」

――まだまだやな2人の信用度(笑)。それもそうだけど、その後(8回表1アウト1塁、バッター阿部寿樹)、またショートゴロが来て、ゲンちゃん(源田)はファーストに投げたじゃん? あれタイミング的に(セカンドで)アウトになったろ? 上から見ててゲンちゃん(源田)なんで(セカンドに)投げなかったんだろうなと思ったわけよ。それでランナー(ツーアウト)2塁になった訳。同点の場面で(ツーアウト)ランナー2塁。守ってる側としてはヒット性の打球は絶対止めなきゃいけないという感じなるよね。それで(次打者の鈴木大地の打球が)一、二塁間に行きました。それを(外崎が)大事にいったもんだから、それを弾いて点が入りました(結果はセカンドへのタイムリー内野安打)というとこだと思ったんだよね。あれ全然違うよね気持ちがね。(ランナー1塁なら)どうにか極端な話スライディングして捕ってもファーストでアウトにできるし、だから大事にいったなという感じで見ていた。源田も(阿部のショートゴロはセカンドで)アウトに出来たという感じじゃなかった?
外崎「多分(アウトに)出来た感じだったが、やっぱり骨折の影響があって、(ボールの)握り替えがすごく気になっているみたい」
辻「源田は今年骨折してからさ、ずっとシングルで(グラブに手を添えずに)捕るじゃない。やっぱり両手で捕りにいったらよくわかるんだよ。ちょっとグラブの中でボールが遊んだら、指に当たったということもあるから、そういうところなんだろうな。ちょっと大事にいったんだろうね」

――今年は平均的にバッティングがすごく良いような気がするんだよ数字以上に。
外崎「自分の中でこうやっていこうというものが、1個自信があるというか、それがあるおかげで、ちょっとおかしくなってもそこに戻れるので、それがいいと思う」

――去年からずっと取り組んできたことがすごくいいなってずっと見ていて、数字以上にすごく頑張ってるなと思うんだけど、最近ちょっとおかしかったろ?
外崎「そうですね」

――ずっと気になってたんだけどね、やっぱり悪いときの外崎になっていて、要するにトップが浅くなっていて、絶対打ちにいくとき(左肩が)浮くよな?
外崎「そうですね。どうしてもインコースを攻められたりすると気になって気になって」
辻「そうだよね。左肩がクッと浮くから。福岡(8月20日、ソフトバンクー西武20回戦)で最後やっとヒットを打って喜んでるんじゃないよ(笑)。あと1人で全員安打というところで。でもあの攻撃(9打数連続安打)も凄かったし、若い選手がいっぱいの中でさ、本当に試合にずっと出続けて頑張ってくれているなと思います」

――去年オフに監督を退任して、源田以外に言うような選手(声掛けする選手)がいないのでね。そういう意味ではやっぱり外崎はピッチャーにいろいろな言葉をかけられるし、どんどんどんどん年齢的にもチームを引っ張っていくという立場になってほしいなという話をした中、今年見ているとそういうのは見えますよ。打つとかね、守るとか、そういうのは別にして、やっぱりチームの先頭になって、円陣を組んで一言選手に言ってチームを引っ張っているなというのが、周りから特に見えるんでね。それが成長じゃないですよ、これが当たり前だと思うので、年齢的に引っ張っていく立場にある選手なんでね。これからも頑張ってもらいたいと思います。
外崎「本当にやっぱり観点が違うというか、普段こういうことは言われないので。見られないところをこうやってご指摘いただいて、すごく嬉しいですし、これからももっともっとやっていかないとなと思います」

――背番号5番ですよ。セカンドですよ。だから気になってしょうがないよね。だからやっぱりこのプレーはどうだったのかなと確認したけども、やっぱりそういう感じでやっていたんだなあと感じるしね。やっぱり源田と外崎というのがチームの顔だからさ、これがやっぱり一番重要なところなので、2人がチームを引っ張っていってもらいたいなと思います。
外崎「本当に恥じないプレーをしていかないとなと思います」

――飛び込んで捕ってからちょっと起き上がり遅いよ(笑)。
外崎「すみません(笑) 」

――シーズンも残り少なくなってきたから、これからのシーズンに向けてね、チームとして非常に苦しいとは思うけど、本当に副キャプテンとしてよく頑張ってるじゃん。よく声も出しているし、マウンドに行っているし、去年のオフにちょっと話ししてね。だからそうやって、特に(シーズン当初は)源田もいなかったから、そういう意味では、外崎は本当に頑張っているなと思っています。残りのシーズン、どうしていきましょう?
外崎「そうですね。本当に勝つことが一番必要かなと思う。勝てないとやっぱり苦しいので勝ちたいです」

――エンジョイベースボール?
外崎「エンジョイベースボール大事ですね(笑) 」

――若い選手なんか特に勝った試合とか、点が入ったときとか、すごくベンチが盛り上がっている気がするし、空元気でもいいからやるしかないんだよね。子どもたちにも良い試合を見せて勝利を届けるように頑張ってください……俺が答えてどうするんだよ(笑)。でも本当に頑張っていると思うので、乗り切ってください。
外崎「ありがとうございます」

※インタビュアー:辻発彦さん

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