【西武】松井稼頭央監督インタビュー 悔しさをバネにお立ち台に上がる活躍を見せた古賀悠斗について「逃げずにしっかりと立ち向かっていくことができた」

【西武】松井稼頭央監督インタビュー 悔しさをバネにお立ち台に上がる活躍を見せた古賀悠斗について「逃げずにしっかりと立ち向かっていくことができた」

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9月19日放送のライオンズナイターでは、ベルーナドームで行われた西武ー日本ハム24回戦の試合前に、埼玉西武ライオンズの松井稼頭央監督にインタビュー。シーズン終盤の中継ぎの起用法や若手捕手陣について語ってもらった。

――前日までのロッテ3連戦(9月16日~18日、西武ーロッテ18~20回戦)を振り返っていただけますでしょうか?
松井「今年はロッテ、オリックスに結構負け越していて上位のチームなので、何とか勝ち越してという気持ちはあった。良い部分もいっぱい出たと思うし、(9月17日、西武ーロッテ19回戦の相手先発)佐々木朗希を相手に初回から本当に素晴らしい攻撃を見せてくれたし、2アウトからでしたからね。もちろん次の1点というところはありましたけど、あの試合はよく3-2で逃げ切ってくれたなと思いました」

――終盤までもう少しで勝てる、もしくはそのまま逃げ切れるという展開になっているということは、先発も含めてリリーフピッチャーも良いということですか?
松井「良いですね。田村(伊知郎)も非常に良いですしね。平井(克典)、(ブルックス)クリスキーも良いですから。田村は真っすぐにしても変化球の精度にしてもそうですけど、ファームからやってきたこともそうですし、ファームから結果を出して上がってきたこともそうですけど、その中で見事なピッチングをしてくれていますからね」

――田村は勝ちパターンの7回に入っていますね?
松井「そうですね。それだけの制球もそうですし、変化球の低めの精度もそうですけど、もう見事ですね。彼もそれに対して自信をつけてきていると思うし、やっぱり勝ちパターンで投げていかないとね、なかなか自信というのはついてこないのかなと思う中、よくやってくれていると思います」

――田村、平井、クリスキーはこの試合(9月19日、西武ー日本ハム24回戦)に投げたら3連投になるが、起用されますか?
松井「それは考え中です」

――(9月19日試合前の時点で)残り13試合。状況、状態によっては無理はさせられない?
松井「そうですね。3連投は今までないですし、ただ残り試合の中で『勝ちゲームでは勝ちパターンを』と何とか1戦1戦思いながらやっている中でね、何とか主導権を握りながら投げることができていますので、3連投も含めてそうですけど、考えないといけないところかな」

――先週日曜日の試合(9月17日、西武ーロッテ19回戦)では、2ヶ月ぶりにスタメン全員の打順入れ替えを決行して勝利しました。今はいろいろと策を講じて戦わなければいけないということですか?
松井「そういうわけじゃないですけどね。もちろん(選手の)良いとき、落ちてきているとき、いろいろありますので、そういう中でちょっと動かしながらというところも含めて打順の変更はしましたけど、打線の線としてどう繋がっていくのかということも含めますと、いろいろ打順を変えながらやっていくことも大事なのかなと思っています」

――この試合(9月19日、西武ー日本ハム24回戦)先発松本航は前回のホークス戦(9月12日、西武ーソフトバンク22回戦)で初回に4失点ながらも、2回から5回まで無失点という内容でした。どう評価しましたか?
松井「松本とも話しましたけどね、ちょっと丁寧にいきすぎたのではないかと。本人もそこはそう思っていたらしく、2回以降すごく立ち直ってくれたので、そこから崩れなかったことは大きかったのかなと思うし、あれを今日の試合にどう繋げていってくれるか。期待しています」

――松本はこのベルーナドームで今シーズン1つも勝てていません。
松井「そうなの? 」

――本人は絶対わかってると思うが?
松井「わかってるね、言わないですけどね(笑)。たまたまじゃないですか? 今日やってくれるでしょ。まずは今日マツ(松本航)がお立ち台に立ってくれることを、古市(尊)とバッテリーでね、お立ち台に立ってくれることを期待してしっかり背中を押していきたいなと思います」

――先週土曜日(9月16日)にキャッチャー古賀悠斗の特例2023による離脱がありました。その後の回復具合を伺おうと思っていたのですが、今日のイースタンリーグ、ファイターズ戦でスタメンマスクなのですね?
松井「状態もそこまで悪くなかったので、まずは今日試合に出て、そのリカバリーを見て判断ですね」

――先週水曜日(9月13日、西武ーソフトバンク23回戦)にチームとして大敗を喫した後、松井監督と平石洋介ヘッドコーチが古賀の元に寄り添っていましたが、あのときは勇気付けていた?
松井「いろいろ話をヘッドはしてくれましたし、次の日僕も本人と話をしました」

――その翌日木曜日(9月14日、西武ーソフトバンク24回戦)に古賀は見事に活躍して、お立ち台に上がったという意味では、悔しい思いをちゃんと糧にしたということ?
松井「そうですね。ああいうときは長いシーズンを通して、もちろんあるでしょうし、これは何年経験してもそういうケースもある中でね、気持ちというか、そういうとこも含めてやってくれたのかなと思った。それが良い結果として結びついたということは、彼にとっては非常に大きな1勝になったと思う。逃げずにしっかりと立ち向かっていくことができたのかなと思うし、チームにとっても大きい1勝だった」

――次は古市尊の番ですね?
松井「そうですね。もちろんあの悔しさ(9月18日、西武ーロッテ20回戦の延長12回、ロッテに決勝点を献上したバッテリーエラー)もあるでしょうし、キャッチャーだけの問題ではないが。古市もどうやって立ち向かっていってくれるか。やっぱりキャッチャーは野手全員が見ているわけですし、キャッチャーも野手全員を見ているわけですから、そういう姿を見せてくれたらいいと思う。勝って良い試合にしたいなと思います」

※インタビュアー:斉藤一美アナウンサー

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