鈴木おさむと夏生さえりが語り合う脚本の書き方

鈴木おさむと夏生さえりが語り合う脚本の書き方

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「おとなりさん」(文化放送)のゲストコーナー「10時のおとなりさん」の9月20日のゲストに、脚本家の夏生さえり さんが登場! 鈴木おさむと夏生さえり、それぞれのアイディアと脚本のやり方を語る。

夏生さえり「共同脚本って、何人かで一緒に脚本を揉んでいくことが多いんですけど、大人が真面目な顔して“どうやったらタイムループって条件が適うか?”とか“この人には特殊能力があるのか?”とか、そんな話をする仕事があるって子供のころは思わなかったです」

鈴木おさむ「共同脚本、僕はめちゃくちゃ苦手なんです。共同脚本になることもあるんですけど、その時は僕が書いて“直して”って言います。バラエティは人と一緒に作ることが多いですけど、脚本は苦手なんですよ」

夏生「なんでですか?」

鈴木「我が強いからです(笑)」

坂口愛美アナ「夏生さんは話し合う時間が楽しいんですよね?」

夏生「自分の頭で出てくるものが小さいと思っているので、人の意見を聞いてつないでいくのが楽しいです」

鈴木「物語を作るとき、僕はけっこうインパクトのあるシーンから思いついて逆算したりとか。あらすじよりも“どんなシーンがあったらビックリするか”って考えるときがありますね」

夏生「絶対やりたいのに、それが上手く入らないことはないんですか?」

鈴木「絶対にやりたいときは入るように構築しますけど、いくつか諦める瞬間はあります。夏生さんはどういうところから考えますか?」

夏生「私は企画を思いついたら全体のプロットを考えて、間は好きに埋めていくやり方が多いです。でも最近やりたいシーンを持ってた方がいいと思ってるので、インパクトシーンから考えてみます!」

鈴木「僕、『ONE PIECE FILM Z』っていう映画の脚本を書いたんですけど、尾田栄一郎さんと打ち合わせしてゼットっていう敵を作ったんですけど、尾田さんから“まだ弱いです。もっと強くしてください”って言われるんですよ。それで強くしたら、“今のルフィだとこの人に勝てないです。どうやったら勝てるか考えてください”って言われたんです」

夏生「へー、面白い!」

鈴木「僕もすごく勉強になったんですけど、家で“どうやったらルフィは勝てるのか?”って真剣に考えるんです。自分の作った敵キャラですよ? それで弱点を考えていったんです。発想の思い付きは?」

夏生「身の回りにあることとか、思い付きはたくさんあるじゃないですか。そのなかで何日も忘れなかったものを大事にしてます」

鈴木「メモってないですか?」

夏生「メモすることもあるんですけど、メモったことを忘れてることがいっぱいあります(笑) だから忘れなかったことを大事にしますね」

鈴木「僕、(アプリの)カラーノートに新規でメモって後から振り分けてます」

夏生「一個にまとめたらメモできるかもしれないですね」

鈴木「僕もともとすごいがさつな人間なんで、僕ができるからできますよ!」

「おとなりさん」は平日月曜~金曜の朝8~11時、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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