村上信五くんと経済クン「棋士と雀士の二刀流!鈴木大介さんに迫る!」

村上信五くんと経済クン「棋士と雀士の二刀流!鈴木大介さんに迫る!」

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毎週土曜朝9時~放送している「村上信五くんと経済クン」。
9月30日の講師は、棋士と雀士の二刀流、鈴木大介さんです。
奥深い将棋、麻雀、2つの世界のプロになった鈴木さんの頭の中はどうなっているのか?
たっぷりとお話を伺いました。

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【鈴木大介さん】
日本将棋連盟九段で日本プロ麻雀連盟五段。棋士と雀士の二刀流。
1974年生まれ、東京都町田市のご出身。
1994年20歳で棋士デビュー。
1996年「早指し新鋭戦」、1999年に「NHK杯」でタイトルを獲得。
麻雀のアマ強豪としても知られ、2019年にプロアマを問わないオープントーナメントで優勝。
「2019最強位」のタイトルを獲得。そして、今年の5月に日本プロ麻雀連盟に入会。
現在、麻雀のプロリーグ「Mリーグ」では、「BEAST Japanext(ビーストジャパネクスト)」に所属。
史上初の麻雀・将棋両方でのプロとなる。
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【周りの反応はどうだった?】
「無謀なことをするな」「できるのか?」という人が多かった。特に日程の問題。プロになってまだ数ヵ月だが、異常に対局が多いと感じている。将棋のプロは、週に1回対局があると多い方。しかし鈴木さんは麻雀とあわせて週3回ほど対局がある。当日にならないとどっちの対局か分からなくなるほど。事前研究の時間を確保するのも大切。
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【鈴木さんが棋士になるまで】
小学校4年生の時に将棋を始めた。普通は将棋が好きで始める人が多いが、鈴木さんの場合、お父さんが将棋好きで、生まれた時から将棋のプロにしたっかたという。そのため、「これで自分はプロにならなくちゃいけない」と感じて将棋を覚えた。ただ、小学生の時は野球が一番好きで、将棋教室に通う時にグラウンドの前を通るのが辛かったため遠回りして教室に行っていたのだとか。
そして11歳の時にプロ試験を受験。70人受けて10人ほど受かる。受かった人はプロの養成機関・奨励会に入ることができる。鈴木さんは11歳で奨励会に入り、19歳~20歳の頃に卒業してプロデビューした。
奨励会に10人入った中でプロになれるのは1人ほど。修行期間は平均10年。
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【プロ棋士の生活】
プロになりたての頃は、対局は月に4回ほど。それ以外は毎日1日10時間ほど将棋の研究を行っていた。鈴木さんはその合間に麻雀を打っていた。段位が上がってくると、将棋大会のゲストに呼ばれたりするようになる。研究、対局、お呼ばれする仕事の3つの中で動いている。一番下のクラスに落ちて、基準の点数が取れないと引退しないといけない。セカンドキャリアとしては、将棋教室を開くなどしている人が多い。
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【プロ棋士のお給料】
月に1回確実に行う対局料は給料のような形で入ってくる。他にプラスで対局でファイトマネーをもらうなどしている。プロになってすぐの対局のみでも年収300万円ほどはいく。ただ、対局料が出ない修行期間が辛い。
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【日本将棋連盟の理事とは?】
鈴木さんは2017年~2013年6月まで理事をしていた。普及部として商品開発をしたり、挨拶回りについていったり。飛び込みで営業したりもする。会社員のような仕事。
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【AIを使った研究について】
理事だった6年間、研究をしていなかったので、久しぶりにしてみるとAIの進化がすごかった。若い人はパソコンにも精通しているので手を覚えるのが早い。
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【麻雀を覚えたのはいつ?】
11歳の将棋を覚えてすぐの頃、将棋の特訓で中央大学将棋部の合宿にお邪魔していた。その時、夜な夜な大学生たちが麻雀をしていた。その時に初めて麻雀パイを触った。その後は家族でお正月麻雀をやるくらいだった。ちゃんと打つようになったのは10代半ば。奨励会の仲間たちと将棋終わった後打ちにいったりしていた。その時は麻雀プロになるつもりは全くなかった。2019年、麻雀のタイトル戦に著名人枠として出場し、優勝した。その後、尊敬する麻雀のトッププロから「鈴木さんと麻雀が打ちたいです」と言われたのをきっかけに麻雀プロになった。
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【将棋と麻雀ではどう違う?】
将棋は完全情報ゲーム。お互い手が全部見えてる状態でやるので、運の予想はゼロ。一方、麻雀はポーカーなどと同じく不完全情報ゲームでお互い手をさらさないので、駆け引きや運の要素がある。麻雀は相手が降りてくれると勝てるので、どのようにして降ろすのかなどを考えるのも大切な要素。
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【麻雀の研究は?】
AIだと、麻雀は将棋の10年遅れている。現時点で麻雀の研究は、麻雀プロ同士で腕を磨くのが一番良い。
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【二刀流でよかったことは?】
応援してくれる人が増える。また、鈴木さんをきっかけに、将棋好きだった人が麻雀に興味を持って、麻雀好きだった人が将棋に興味を持ってくれるのが嬉しい。デメリットは今のところ何もない。プレーヤーとして戦える幸せを感じている。
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【趣味は?】
ゴルフ、囲碁、お酒。オセロや大富豪も手が読み切れるので強いとのこと。
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【今後の目標は?】
将棋:今後輩が120人くらいいるので、息長く活躍していきたい。トップの人の手を見て理解できる状態ではいたい。
麻雀:まずはトップを目指して全ての対局に勝てるくらいの意気込みでやっていきたい。
最終的には裏方として将棋界、麻雀界を盛り上げていきたい。
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将棋、麻雀…どちらも厳しい世界で、その2つを極めている鈴木さんのお話はとても興味深かったです。
共通点もあれば根本的に違うところもある2つの世界。どちらも奥深いと感じました。
いつか鈴木さんとオセロ対決、大富豪対決してみたいです!
坂口愛美

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