【全日本大学駅伝】「ストップ駒澤1番手で勝負」國學院大學・前田康弘監督　前日会見より

――本大会のテーマ、目標は？
「まだまだ大学駅伝界では歴史の浅い大学で、前回初めて表彰台、準優勝を獲得できた。今年の目標を『表彰台以上』と学生たちが立てているのですが、もちろん駒澤大学にチャレンジする気持ちを常に持つこと。今は3番で嬉しい大学ではないので、ストップ駒澤1番手で勝負する気持ちを持って今大会臨みたいと思います」

――現在のチーム状況と手応えは？
「今シーズンはいろいろ故障が出てしまい、出雲に向けては10月に入って1週間くらいで急に仕上げましたが、昨年同様出雲から1ランク2ランク練習のレベルも上げられましたし、ポジションも出雲よりはるかに整ってきました。今年ももちろん表彰台もですが、駒澤大学にチャレンジしていきたいと思います」

――隣に大学の先輩である藤田敦史監督がいらっしゃいますが、この会見場の真ん中に2人で座るのは？
「私は何とも言えないですが、すごく縁を感じますし、藤田監督は私の憧れの選手でもありました。実業団時代も同じ富士通で、憧れの先輩とこういう形で今度は指導者としてライバル校に挙げてもらえるだけでも嬉しいです。私ももちろん駒澤大学が母校なんですが、強いなぁと思いながらもしっかり果敢にチャレンジして挑みたいなという気持ちが強いですね」

――オーダー表を見てカギになる選手や展望は？
「自分たちの100を出すということがテーマなので、自分たちの力を100出せる区間配置に主眼を置いて配置しました。駒澤・佐藤（圭汰、2年）君の前の1区の攻防がポイントになってくるかなと思う。ただ、前半型になるのではなくて、この駅伝の距離配置は難しく、6～8区の占める割合が多いので、ここに自信のある3年連続となる7区平林（清澄、3年）、8区伊地知（賢造、4年）を配置。2人とも3年目にして1番良い状態で来ているので、そこまでにどういった形になっているかが重要ですが、ここで思い切って駒澤大学さんに挑戦したいです」

――他大学が前半を重視する中、前田監督はバランス型ということ？
「駒澤の藤田監督も言っていたが、暑さとも戦うことになる。5区、6区くらいから日差しが強くなってくると思うので、つなぎの区間もひとつのポイントになるかもしれない」

――補員には山本歩夢（3年）、青木瑠郁（2年）、高山豪起（2年）がいます。そうなってくると中盤での起用ということになる？
「中盤での変更も考えているし、1名以上は変える予定でいる」

◆長谷工グループスポーツスペシャル　第55回全日本大学駅伝対校選手権大会実況中継◆
2023年11月5日（日）　8:00～13:50
解説：柏原竜二（東洋大学OB、2代目山の神）
ゲスト：土方英和（國學院大學OB、旭化成陸上部）
実況：寺島啓太アナウンサー

◆聴き方いろいろ◆地上波FM91.6/AM1134　radiko　インターネットラジオ