【箱根駅伝】青山学院大学の優勝実況よ、大手町に響き渡れ!

【箱根駅伝】青山学院大学の優勝実況よ、大手町に響き渡れ!

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第100回箱根駅伝に挑む青山学院大学・陸上競技部長距離ブロックが、青山キャンパスの壮行会で学生達から盛大に激励された。

出席した田中悠登(3年)は「この壮行会が一年で一番楽しみなイベント」と語り、一昨年、去年と自身の挨拶がネットニュースで取り上げられたことをその理由に挙げて笑いを誘っていた。「13日、大手町に青山学院、2年ぶり7度目の総合優勝ぉーっ!という実況が響き渡ることを祈って、これから3週間弱、全力で頑張る」と声高らかに宣言しながら、卒業後の目標であるアナウンサーへの地歩を固めることにも余念がなかった。

その後の共同取材で田中は「5区を走って山の神になれるように」と語ったが、原晋監督は2区を走る可能性のある選手の一人に、この田中を挙げていた。「2区への起用は①10000mの絶対的なスピード、コース全体をマネジメントする能力、坂への適応能力のトータルバランスで決まってくる」と明かしつつ、黒田朝日(2)、佐藤一世(4)、太田蒼生(3)、田中、荒巻朋熙(2)の名前を口にして「この5人なら1時間7分台で走れる」とイメージを膨らませている。

原監督から2区候補に挙げられた田中悠登(3年)。全日本大学駅伝では準優勝のフィニッシュテープを切った。

そもそも黒田は2区か5区での起用、もう一人の5区候補は経験者の若林宏樹(3年)であることは指揮官により公表済みだが、この日は6区で山内健登・松並昂勢(ともに4)、野村昭夢(3)が準備中であることも披露された。

11月の全日本大学駅伝準優勝後に青山学院が上積みした部分を原監督は「選手それぞれのトレーニングがベースアップできた結果として、チーム44名の5000m平均タイムが1400間もなく13分台とギネスブックに申請してもいいくらい。さらにMARCH対抗戦では例年以上の記録を出している。5000m、10000mでは過去最高レベル」と語り、本番への自信を覗かせつつ、出席した選手たちを鼓舞していた。

「勝てる16人が集まった。チームは優勝しか目指していない」と声を張り上げた志貴勇斗主将(4)や走れない仲間の想いをフレッシュグリーンの襷にのせて、駒澤一強の大学駅伝界を最後にあっと言わせることができるのか? 青山学院は『負けてたまるか!』の精神で頂を狙う。
【文化放送アナウンサー・斉藤一美】

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