「テレビ離れ」を食い止めるには制作側の個性やパッションも大事!?

「テレビ離れ」を食い止めるには制作側の個性やパッションも大事!?

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12月18日「西川あやの おいでよ!クリエイティ部」(文化放送)、特集コーナーは「テレビの役割」をテーマにお届けした。発信メディアがあふれ返るいま、テレビ離れが加速しているとも言われる。そんないま、テレビならではの魅力について考えた。

西川あやの「いろんな調査がありまして。博報堂が行なったメディア定点調査によりますと、テレビ視聴時間、2006年のときは1日あたり171.8分(3時間弱)だったけれど、2022年の最新調査では143.6分に。これに対してスマートフォンを見ている時間は146分に達して、テレビに代わって首位に躍り出たんですね。いろんな世代に聞いたもので、テレビ、ラジオ、新聞、雑誌、パソコン、タブレット、スマートフォン……という欄があります。テレビとスマホの戦いだったわけですね」

田村亮「(結果を見て)本当だ」

西川「こちらは20代から50代の男女にテレビ、ネットのコンテンツ、どちらがおもしろいか聞いたところ『ネットのほうがおもしろい』が過半数。また『以前に比べてテレビがつまらないと感じるか?』という質問に対して、『感じる』『やや感じる』と回答した人が78.6%。これだけの人が、テレビが昔よりつまらなくなったと感じているわけですね」

山内マリコ「私、全録機能がある機能を使っているんですね。2週間分ぐらいのプライムタイム、深夜ぐらいまでの時間がすべて録画されている。そうして選べる中で、午後7~9時までのバラエティってリアルタイムでなかなか見られないですね」

西川「以前ってテレビって習慣だったじゃないですか。毎週何曜何時にこれを観る、という感じだった。私も全録機能を導入して。番組にいらっしゃるゲストの方と話すときに『これを観ておかないとお話ができない』ということがあって。『選ぶ時期』が来たんだなと思いました。習慣で見る番組がホントに少なくなった以前と比べて」

田村「そうなるとネットのシステムと似ているというか。(検索)ワードで探してYouTubeで観る、ということをテレビでもやっちゃっている。選ぶコンテンツが増えている。Netflixがあったり、それこそラジオもライバルだったり」

西川「『テレビ番組がつまらなくなった。どういうことを理由に感じますか?』という質問では、『番組に個性がない』『表現の自主規制が増えた』『やらせや予定調和的な構成が多い』『制作者の傲慢を感じる』……」

田村「制作者の傲慢さ、逆に好きですけどね。我(が)を出している、ということですよね。その人には刺さらなくても誰かにメッチャ刺さる可能性がある。僕は制作者の色って好きですね」

西川「そこにパッションがあればいいんでしょうけど、『これでおもしろがるでしょう』は違うんでしょうね」

山内「自分に合った番組がない、というところに、YouTubeは食い込んでいるんでしょうね」

「西川あやの おいでよ!クリエイティ部」は毎週月曜~金曜の午後3時30分~5時45分、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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