駒澤大学が優勝候補大本命~文化放送 第100回東京箱根間往復大学駅伝競走 実況中継

駒澤大学が優勝候補大本命~文化放送 第100回東京箱根間往復大学駅伝競走 実況中継

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駒澤大学の2年連続学生駅伝三冠か?

阻止するのは2年ぶりのタイトルを狙う青山学院大学か、史上最多97回目の出場・中央大学か、駅伝巧者・國學院大學か——

まさに「駒澤一強」の様相を呈する今シーズン。10区間合計217.1kmに渡る襷のドラマ、第100回の記念大会を制するのはどの大学に!?

 

学生三大駅伝を全て実況中継する文化放送は、新春1月2日、3日に第100回東京箱根間往復大学駅伝競走を実況中継致します。

 

★文化放送の箱根駅伝特設サイトはこちらから★



 

出雲駅伝、全日本大学駅伝と、他を寄せ付けず圧倒的な強さで優勝を果たしたのが駒澤大学だ。

両駅伝では一度も先頭を明け渡すことがなかった。当然、第100回箱根駅伝でも優勝候補の大本命といえる。

 

 

「この1年、様々なプレッシャーの中で戦ってきた選手たちは非常に逞しく成長してきた」

今季より指揮をとる藤田敦史監督は、箱根駅伝に挑む選手たちをこう評する。

鈴木芽吹(4年)、篠原倖太朗(3年)、佐藤圭汰(2年)のトリプルエースをはじめ、12月11日のチームエントリーで登録した16人に、確かな手応えを得ているからこその言葉だろう。

 

 

今季、藤田監督は、“三冠を達成した駒澤史上最強のチームに対する挑戦”というテーマを掲げ、あえて『2年連続の三冠』という具体的な目標をできるだけ口にしないようにしていた。それは選手たちに余計なプレッシャーを与えないようにするための配慮からだった。プロ野球で日本一に輝いた阪神タイガースの岡田彰布監督が“アレ”と表現していたことと同じだ。

11月の八王子ロングディスタンスの1万mでは、佐藤が27分28秒50のU20日本記録を打ち立て、鈴木が27分30秒69、篠原が27分38秒66とそろって好記録をマークした。実業団勢をも打ち負かしたのにもかかわらず、篠原は、佐藤と鈴木に先着され「まだまだ弱い」と悔しさを露わにしていた。この意識の高さが、今も大八木弘明総監督から指導を受ける3人を、学生の枠を超えたトップランナーへと成長させたのだろう。

それぞれの希望区間は、佐藤が「1区」、鈴木が「2区か4区」、篠原が「全区間どこでも走れる」と回答。往路に3人がつぎ込まれることが予想されるが、希望区間通りなら、出雲と全日本のように1区から先頭を独走する展開になるかもしれない。
むしろ、独走の展開が今季の駒大の勝ちパターン。今季は後手に回るレースをしていないだけに、他校に先行された場合、どのようなレースを見せるか…。

 

 

山も強い。前回5区で好走した山川拓馬(2年)は、昨季と比べて格段に走力が付いている。出雲では3区で、独走の展開のなか、留学生2人に次ぐ区間3位と好走。全日本の8区でも区間賞を獲得している。他校であれば、間違いなく“エース”と呼ばれる力の持ち主だ。前回6区区間賞の伊藤蒼唯(2年)も、出雲、全日本と区間上位で走っており、走力は昨季以上と見ていい。

 

 

その他の山候補も力がある。金子伊吹(4年)は5区で実績があり、6区候補の1人、帰山侑大(2年)は5000mで13分37秒54とスピードに磨きをかけている。リザーブ(と見られる選手たち)がしっかりしているだけに、山川、伊藤を平地区間に回すというオプションもある。

その他にも、ワールドユニバーシティゲームズ5000m銀メダルの安原太陽(4年)は駅伝でも実績があり、赤星雄斗(4年)は関東インカレ(2部)でハーフマラソンを制した。さらに、全日本1区区間賞の赤津勇進(4年)が控える。駅伝男の花尾恭輔(4年)もケガから復調した。

1万m27分台を持つ唐澤拓海選手(4年)、前回10区の青柿響選手(4年)が、今季ケガもあって登録から外れたが、言い換えれば、万全ではない彼らを外しても大丈夫なほど、戦力が充実しているのだ。

 

「新チームが始まったときから、部員1人も取りこぼしなく、全員で目標に向かっていくチームにしていきたかった。そういうチームを箱根駅伝当日で最高の状態にさせたい。体調不良とかケガなどがなく当日を迎えられれば、絶対に優勝できるメンバーが揃っていると思っています」

主将の鈴木は、確信を持って、こう宣言した。

 

一体どこに隙を見出せばいいのか、他校の監督は頭を悩ませているに違いない。

 

TEXT&PHOTO
和田悟志(Wada satoshi)

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文化放送新春スポーツスペシャル  第100回東京箱根間往復大学駅伝競走実況中継

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2024年1月2日(月)・3日(火) 7時30分~14時30分

その他の主な出演者

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