【西武】豊田清投手コーチインタビュー 今年殻を破った今井投手には「来年も今井達也らしく正々堂々とマウンドに上がってほしい」

【西武】豊田清投手コーチインタビュー 今年殻を破った今井投手には「来年も今井達也らしく正々堂々とマウンドに上がってほしい」

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12月28日放送のライオンズエクスプレスでは前日に引き続き、埼玉西武ライオンズの豊田清投手コーチにインタビューした模様を放送した。リリーフでは戦列を離れることになった森脇投手、佐々木健投手について、先発では2桁勝利を挙げた平良投手、今井投手について訊いた。

――右の森脇(亮介)投手が右上腕動脈閉塞症、左の佐々木(健)投手が左肘の手術で戦列を離れることになったが?
豊田「特にここ2年は森脇がランナーを背負った場面で登板してなんとかしてくれていた。7回、8回、9回は固定されているメンバーなので、どの回でも使えてしっかり仕事をこなしてくれるのはすごく頼もしいリリーフでした。森脇の価値はすごくあったので、帰ってくるまで僕たちは大変なことになるなと思っています。佐々木も左バッターに対してどんどんインコースにシュートを投げていてよかったが、少し長いリハビリになりそう。これを耐え抜いて、もう一回り大きくなって帰ってきてくれることを祈っています」

――先発転向した平良海馬投手がチームトップの11勝、リリーフの時と変わらぬピッチングか?
豊田「なんとも言い難いんですよ。ピンチになればリリーバーのような強い球で入りますし、そうでない時は平気で四球を出して自分からピンチを作ることもあります。ひょうひょうとしていそうで、結構打たれたらカッとなっていた。平良も人間だなって(笑)。いつも打者3人で片付けてすっと帰ってくるような投球していましたけど、平良もこうなるのかと安心したところはありました」

――初年度で11勝、翌年が大事になりますね?
豊田「5回持たないとか、球数がどうしてもかさんで上手く回らないとか、(先発転向)1年目で、もしかしたら上手くいかないところもあるのではという考えは頭にあった。でもきっちり100球は投げてくれますし、いろんな研究をしてマウンドに上がってくれる。彼は彼なりの投球スタイルで来年もいってほしい。まだ1年目なので来年上手くいくとは限らないので、みんなでサポートして平良の状態をキープしながら1年間怪我なく回ってくれるようにしたい。それができればある程度の数字は出てくると思うので、また頑張ってほしいです」

――自身初の2桁勝利を果たした今井達也投手は、今シーズン何が変わった?
豊田「昨年までは皆さんもご存じの通り投げ方を変えたりして、その場その場の試合をなんとかしようとしていた。今年に関しては、『これでいくんだ』という投げ方の形ができていた。本人も話をしていましたが、信じていく形ができたので、あとは打者とどう対戦していくかだけでした」

――ぶれなくなった?
豊田「簡単に言えばそうかもしれません。何年も自分の中で試行錯誤しながら毎日考えて、いろんなことをやっても上手くいかない。ポテンシャルがあるのに2桁勝てないというような思いは彼にあったし、僕らにもそれはあった。彼ならもっといけるとプレッシャーをかけすぎていたのかもしれない。でも今年に関しては、1つ殻を破った。2桁勝つというのはすごく自信になるし、彼もホッとしたんじゃないかな。来年も今井達也らしく正々堂々とマウンドに上がってほしいと思います」

※インタビュアー:文化放送・高橋将市アナウンサー

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