小池知事単独インタビュー「能登半島地震への支援、準備は万端」

小池知事単独インタビュー「能登半島地震への支援、準備は万端」

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文化放送と全国32局の制作協力で、月曜日から金曜日の午後5時からお送りしている「ニュースパレード」
その日に起こった最新の話題を中心に、幅広い分野にわたってニュースを紹介しています。

年明け2024年1月4日には、東京都の小池百合子知事の単独インタビューを放送しました。


小池知事は1日に発生した「能登半島地震」について
「今被災されている方々がお困りの部分に対して、人的物的支援を行う準備は万端整えている。都として持てる力は様々あるので、ニーズを考えながらお送りしていきたい」と語りました。
4日の段階で富山県に給水車を送り、警視庁も現地に派遣。
実際1月7日に私が石川県七尾市役所を取材した際には東京都からの物資も積まれていました。
都は段ボールベッド・液体ミルク・紙オムツをなども送っています。


都は輪島市を中心に延べおよそ100名の職員を派遣し、避難所運営や上下水道復旧を支援。
またDMAT(災害派遣医療チーム)やDPAT(災害派遣精神医療チーム)を派遣しました。
被災された方へ家具などの備品が備わった都営住宅100戸の提供を決めていますが、1月12日の時点で2世帯が入居し33件の入居希望があり、77件の問い合わせがあったということです。
都内避難者への総合相談窓口も設けています。
0120-978-885(平日9時30分~17時)

一方、30年以内に70%の確率で発生するといわれる「首都直下地震」に対する対策について聞くと、小池知事は
「東京だとマンションなど共同住宅に900万人という、オーストリア1ヵ国と同じ人口が住んでいる。
900万人が例えば停電でエレベーターが動かない、エレベーター内での閉じ込め、トイレが使えなくなるなど、違った意味での困難さが出てくる。そういう中で、そのままマンションにとどまっていただく場合に必要となるものについて、都が管理組合を通じて支援する準備はできている。これを『東京とどまるマンション』と呼んでいる」
と話しました。



また、各社からも必ず聞かれる今年7月7日に行われる都知事選、3期目への出馬については
「毎日なすべきことが多く、またしっかりと取り組んでいきますので、そのことについてはやるべきことをやるということにつきると思っております」と明言を避けました。


小池知事に今年の抱負をきくと
「人口問題、特にお母さん、母数が重要。そういった女性にエールを送りたい。結婚・出産そして教育ずっとシームレスにサポートしていくということが重要だと思っている。そこに力を入れていきたい。
と同時に高齢者介護の人出不足。この人材をしっかりとサポートできるようなそのような体制をとっていきたい。
やはり人によってこの東京は動いている。人をより快適に、そして人生の希望が湧く、そんな東京にしていきたいと思っている」
と語りました。

私立高校などの授業料・実質無償化、健康な女性の卵子凍結への補助、18才以下の子どもに対し月額5000円を支給する018サポート、介護職への月1万~2万円程度の支援などを進めていく方針です。

気象予報士 防災士 都庁担当記者 伊藤佳子 


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