箱根駅伝で話題になった鼓舞「男だろ!」を考える

箱根駅伝で話題になった鼓舞「男だろ!」を考える

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昭和の時代と大きく様変わりしている“男性”“女性#”という考え方。2月6日の「大竹まことゴールデンラジオ(文化放送)」では、『男尊女卑 依存症』という本の著者で精神保健福祉士の斉藤章佳さんにポイントを伺った。

大竹「箱根駅伝で青学と駒沢が争っています。監督が色んな言葉を飛ばしておりますが、そういうことも“男社会”“女社会”と関係ありますか?」

斉藤「有名なエピソードとしては駒沢大学が箱根駅伝の時、監督がランナーに『男だろ!』という言葉をかけたところ、その言葉を聞いた選手が火事場の馬鹿力のようなスピードを出して優勝したというエピソードがあります」

大竹「はい」

斉藤「私もずっとサッカーをやっていて体育会系で育ってきたんですが、私も同じように『男だろ!』という言葉は何百回と指導者からかけられてきて、あれを聞くとよくわからない力がみなぎってきて、相手に対する闘争心というか勝たなきゃっていう気持ちが生まれてきます。一方、何でそういう気持ちというか脳が反応するんだろうと考えると、負けると男として認められないとか、もしかしたら自分はこの競争からドロップアウトしてしまうんじゃないかという恐怖など背景には男性側が抱える恐怖があります。男性にとって一番認めたくない感情って恐怖だと思うんですけど。その恐怖が怖いからこそ凄い力が出るんじゃないかというふうに思ってます」

大竹「ほぅ」

斉藤「多分、私の中にもまだ“男だろ!スイッチ”がありまして、多分それは死ぬまであると思います」

大竹「うん」

斉藤「ちょっと違うのは、仮に私が上司に『男だろ!』って言われても。今はそれに対する反応の仕方を自分で選択できるので、条件反射的に反応するんじゃなくて選択できるようになったっていうのは少し成長したところかなとは思います」

 

この他にも斉藤章佳さんには男女の関係の在り方についてわかりやすく語ってくれました。もっと聴きたいという方はradikoのタイムフリー機能でお聴き下さい。

 

「大竹まこと ゴールデンラジオ」は午後1時~3時30分、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。 radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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