【西武】甲斐野央投手インタビュー　練習中も笑顔で「『楽しく真剣に』をモットーにやっています」

――埼玉西武ライオンズへようこそ。
甲斐野「ありがとうございます！」

――今の心境は？
甲斐野「移籍が決まってからは早くライオンズのユニフォームに袖を通して、チームメイトの皆さんと野球をしたいなという思いでした」

――練習中、甲斐野投手がいる場所には笑顔が溢れていますね？
甲斐野「暗く練習するのは好きではないので、『楽しく真剣に』をモットーにやっています」

――炭谷選手も甲斐野投手のチームに溶け込むスピードはすごい、森本稀哲さん以来と評されていました。
甲斐野「そう言っていただいてありがたいですね。皆さんいいひとばかりで、早く溶け込めました」

――新しい環境でもすぐに溶け込めるのは昔からですか？
甲斐野「そうですね。年上の方からは人懐っこい性格と言ってもらっています。三兄弟の末っ子なんですけど、年上も年下も関係なくコミュニケーションを取るのが好きなところが活きているんじゃないかな」

――ルーキーの武内投手にも声をかけた？
甲斐野「僕も同じライオンズ1年目ですし、ルーキーの子たちが少しやりにくそうな雰囲気は嫌だなと思った。チームみんなでやっていきたいですし、その思いで武内にも糸川にもザワ（宮澤投手）にも声をかけました」

――ベテランの平井投手にあだ名をつけたとも聞きましたが？
甲斐野「『かっちゃん』ですね(笑)。平井さんも優しいので、僕の度が過ぎても許してくれてありがたいです」

――ライオンズのキャンプ地、南郷に来たのは初めて？
甲斐野「初めてだと思います」

――ソフトバンクのキャンプ地と、『階段の多さ』などが大きく変わりますね？
甲斐野「それしかないでしょ(笑)。でもいいトレーニングだと思っていますし、もう慣れました(笑)」

――今年のキャンプで新たに取り組んでいることはある？
甲斐野「昨年からフォームで1つ決めたことがあるので、それを継続して続けていくのが大事。昨年同様、芯としている部分はずらさないようにしています」

――デビューしてからフォームは年々変わっている？
甲斐野「僕は怪我をした後にフォームを変えています。年々ですかね」

――フォームのどのようなところを変えている？
甲斐野「肩肘への負担が少ないフォームですね。痛い目を見たので(2020年に右肘内側側副靱帯を一部損傷)、やはり怪我をしたくない。負担をできるだけ少ないフォームにしたい。フォームだけではなくて、いろんな部位を柔らかくしたりもします」

――フォームを変えるのは勇気がいるかと思うのですが？
甲斐野「確かにそうですけど、自分がいいと思う方向に進んでいるだけ。それがいい方向ではなかったとしても、今後の人生にとってはいい方向だったと思える。今はいいと思いながらやっています」

※インタビュアー：文化放送・長谷川太アナウンサー

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