漫画『親友いないの誰?』を読んで中元が感じたこと「今そばにいてくれる友達を大事にしよう」

漫画『親友いないの誰?』を読んで中元が感じたこと「今そばにいてくれる友達を大事にしよう」

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『中元日芽香の「な」』が、3月18日(月)午前7時に更新され、「日芽香セレクション」のコーナーで中元が触れた映画や本、漫画から生き方や考え方、カウンセリングのヒントになるかもという作品について紹介した。

今回、中元が紹介したのは、『親友いないの誰?』という集英社クリエイティブより刊行されている漫画。原作者は山田可南。

一巻の概要を次のように引用した後、中元はこの本を読んだ感想について語った。「友達と親友の違いって何だろう? 職場、学校、近所。それぞれに友達はいたけれど…。4年ぶりに再会した親友は子供を抱いていた。妊娠・出産…。親友なのにそんな大事なことを報告してくれないなんて…。今、あなたに親友と呼べる人は、いますか…? 女のホンネを繊細に描く大人気シリーズの第1巻。」

中元「この作品を読んでの感想は、まず今そばにいてくれる友達を大事にしようってすごく思いました。20代後半になってくると10代からの長い付き合いになる友達が多くなってくるというか、割合としては少ないけど、その人たちと今もしてご縁が続いていることを当たり前って思っちゃいけないなと。果たして今、私は周りの人たちを大切にできてるかなというのを考えました。先ほどちらっと話したんですけれど、私は女性だけでなく男性からも友情について相談をされることがあります。20代中盤から後半あたりの方たちから聞くのが、友達が減っていくというか疎遠になっていく悲しさ寂しさみたいなものですかね。自分と相手の距離感ってこのくらいだよねという矢印の大きさが、お互いに同じくらいの認識なのが多分一番平和なことで、ただ片方はもう唯一無理の親友だと思っていたけれど、もう片方は他の友達と同じぐらい大事だよ。みたいに気持ちの重さというのかな。認識が違ってくることって少なくないじゃないですか?。そういうのって難しいですよね。あとは昔は親友だったけれど、進学とか就職とかで会う頻度が減ってしまってからは親友とは呼べないかなとか。いやいや、距離が離れていようと一時期濃い時間を過ごしたんだから変わらず親友だよねとか。あと4~5人グループで仲良くて、その中でも、特にこの人とはすごい仲良しって思ってるけれど、相手にとってはまた評価が違うとかね。友達って難しいという幼い頃にはいうこと考えなかったなということを思い出したりして。読んだ後でどうかな~ということを考える余白がたくさんあった作品だなって思いました」

中元は友達について昔からよく考えることがあったという。

「私個人的には、割と若い頃から友達ってなんだ?みたいなことを考えるタイプというか、私たち親友ねとか、ずっと一緒だよ。みたいな言葉がフリになっちゃうような気がして、好んで使いたくないと思って今まで生きてきてるんですね。そうすると自然に距離ができてしまった時のダメージが少ないという。そうだよね。離れるもんだよね。友達ってみたいな。なので、いわゆるずっと一緒とか離れないでねって口に出して、相手に伝えるタイプの人たちの心境って自分の中にはないものだったけれど、でも少し想像しやすくなった気がします。今までは親友ねという人に出会った時に、この人は人がいずれ離れるということを知らないのかなとか、円満な人間関係を築いてきたんだろうなみたいな見方をしていたんだけれども、その他に寂しいから言葉にすることで確かめて安心したいという人もいるんだろうなという新しい発想を得ることができました。」

『中元日芽香の「な」』は毎週月曜日午前7時に、Podcastにて更新中。
「過去の配信分もこちらから聴けます」

 

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中元日芽香の「な」

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