
紫外線対策は外と内から念入りに! 身体の内側からはきのこで対策を!
野村邦丸がパーソナリティを務めるラジオ番組『くにまる食堂』(文化放送・毎週月曜から木曜9時~13時)内で火曜日の11時半ごろから放送されている「ホクトpresents きのこで菌活~カモン健康!」。きのこを食べて身体の内側から「健康」になる方法について、「日頃の生活の中で気になる健康」をテーマに、毎週、その道の専門家に話を聴く。
今週は、自由が丘ファミリー皮ふ科 総院長の玉城有紀先生に「紫外線対策」というテーマで話を伺った。
来週から最大11連休のゴールデンウイークが始まるが、これからの時期に気を付けないといけないのが紫外線。月別に紫外線量を見ると、5月〜9月に紫外線量は増えていき、特に3月頃から急激に強くなりはじめ、5~7月にかけてピークを迎える。1日の中では、10時頃から14時頃までが最も強いようだ。
紫外線には、主にUVAとUVBの2種類があり、UVAは波長が長く肌の奥まで届くため、シミやしわの原因になる。一方、UVBは波長が短く、肌の表面に作用し、日焼けや赤みを引き起こす。どちらも肌に悪影響を及ぼすため、紫外線対策は欠かせない。
これからの時期の対策については、まずは、日焼け止めが第一だが、どんなに防御しても完全に紫外線をシャットアウトすることはできない。そのため、毎日必ずスキンケアでも対策をすることが大切だという。紫外線は少しずつ蓄積していくため、毎日のスキンケアの積み重ねによって、3年後、5年後、10年後の肌や見た目全体の印象が大きく変わってくるようだ。
では、具体的にはどんなケアが必要なのだろうか。
邦丸「専門家からすると具体的にどんなケアをすれば良いですか?」
玉城「まず日焼け止めはSPFという表示の30~50以上の日焼け止めを使っていただきたいです。適量をしっかり塗って、欲を言えば2~3時間おきに塗り直していただいて、後は少し熱いかもしれないですが長袖を着ていただいてUBカット加工の衣類を着ていただき、肌の露出を最小限に抑えていただく。最後、屋外はできる限り、直射日光を避けることが大切です」
邦丸「男性も日傘を使われる方が多いくらいですから、本当に最近の紫外線というか夏の威力はすごいと思うんですけど食事など、カラダの内側からのケアはいかがでしょうか?」
玉城「そうですね。紫外線対策には、外側からのスキンケアに加えて、体の内側からのケアもとても大切なんです。ポイントは肌の生まれ変わりや代謝、シミやくすみ、たるみなどの年齢サインの原因となる活性酸素を除去することです。たとえばきのことかに豊富に含まれる「ビタミンB群」は、お肌の材料となるタンパク質や脂質を代謝したり、血行を促すことで栄養素を肌にしっかりと届け、健康な肌作りに役立ちます。ビタミンB群には、肌の生まれ変わりを助ける別名「美容ビタミン」とも呼ばれるビタミンB2、肌の材料となるタンパク質を代謝するビタミンB6、血行を促すことで栄養素を肌に届けるナイアシンビタミンB3などがあります。きのこにはこれらのビタミンB群がバランスよく含まれているので、きのこは紫外線対策気になる方が是非とっていただきたい食材です」
邦丸「他にも効果のある栄養素はあるんですか?」
玉城「強力な抗酸化作用を持っていて、紫外線などの刺激によって生まれる活性酸素を除去する働きが認められている「エルゴチオネイン」というものがあります。エルゴチオネインは、きのこなどの菌類や一部の細菌のみが生成できるアミノ酸の一種で、強い抗酸化作用を持つ天然の物質です。これがお肌のシミ・シワ・たるみ予防などのアンチエイジング効果も期待できます。あとは肌の水分量と体内の水分量には密接な関係があるんです。紫外線を浴びちゃうとお肌だけでなく、体内の水分も奪われてしまうんですけど、体内で水分が不足すると肌を乾燥させて、バリア機能の低下を避けることができません。体内の水分量が保てていれば、お肌の水分量も保つことができるので、トラブルから肌を守るためにはしっかり水分をとり、みずみずしいお肌をキープしたいですね。臨床研究から、きのこを継続して食べたところ、肌の潤いが維持されたという結果もあるんですよ。
邦丸「いろいろいいことがあるんだなきのこは」
「くにまる食堂 ホクトpresents きのこで菌活~カモン健康!」は毎週火曜日朝11時半ごろ、文化放送(FM91.6MHz、AM1134kHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。
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