
「ホンダとのやり取り見てると…」日産が過去最大の赤字で問われる体質
寺島尚正アナウンサーがパーソナリティを務めるラジオ番組『おはよう寺ちゃん』(文化放送・月曜日~金曜日 午前5時00分~9時00分)が4月25日に放送。金曜コメンテーターで郵便学者の内藤陽介氏と、日産自動車について意見を交わした。
ダメですよ、もう
寺島アナ「日産自動車はきのう、2025年3月期の連結最終損益が最大7500億円の赤字になったと発表しました。前の期は4266億円の黒字でした。赤字幅は2000年3月期の6843億円を上回り、過去最大です。従来の予想は800億円の赤字を見こんでいました。リストラに係る費用が増えたと言います。大幅な下方修正の主な原因は、北米や日本などの工場を中心とした資産の価値を見直して、5000億円を超える減損損失が発生することです。人員削減など構造改革費用が600億円超も発生するとしています。日産の経営、かなり厳しい状況ですね」
内藤「まあ、ホンダとのね。(笑)あんなことやっちゃうぐらいですからダメですよ、もう。客観的には救いの手を差し伸べてくれたようなもんじゃないですか」
寺島「それしかないとも言われていたものだったんですけども」
内藤「それをホンダが蹴ったのならともかく」
寺島「今後、トランプ政権による関税政策の影響も出てくると言われておりますから、この先、明るくはないですよね。日産は、経営不振を受けて抜本的な構造改革に乗り出しています。2024年11月に生産能力の2割縮小、9000人の削減などを掲げました。人員は世界の管理部門で2500人、工場で6500人を減らし、世界3工場を閉鎖します。この構造改革でどうなるのかってところですね」
内藤「よっぽど抜本的にやらないと。数の問題じゃなくて、やっぱり体質の問題ですよね。あのホンダとのやり取り見てると」
寺島「そうですね」
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