
【水谷加奈の劇場型恋愛体質】「さん」付け問題
文化放送メールマガジン(毎週金曜日配信)にて連載中のコラム「水谷加奈の劇場型恋愛体質」。水谷アナが、日々の生活で感じたことを心のままに綴ります。
―5月9日(金)配信分―
新入社員の皆さんもなんとなく新しい環境に慣れてきた頃でしょうか。お疲れ様です!
文化放送にも4人の新入社員が入ってきました。本心としては一緒に飲みに行ったり仕事を教えたりしたいのですが、
今のところ誘ってもいないし、特に会話もしていません…。
若い人にアドバイスしたり注意したりがしにくい昨今…。
もどかしいことが多いのですが、私は入社した頃に先輩や上司から言われたこと。今でも覚えています。小さいことも大きいことも全て忘れていません。
番組内で曲紹介をするときに、
「水谷からしたら目上の方ばかりなんだから、曲紹介するときも歌手の名前は●●さん、と【さん】づけにしたほうがいいね」
とAさんから指導されました。そのほうが新人女性アナウンサーとして丁寧で礼儀正しい印象を与えるとのこと。ところがBさんからは、
「アーティスト名は曲とセットで商品名なのだから、さんをつける必要はない」
と言われ…。真反対のアドバイスを受けて戸惑ったことがあります。でもそこは要領よく使い分けるといいますか。正解はないと思うのです。
いろいろな人からいろいろなアドバイスをしてもらったあの頃が懐かしい。今思うと、全て自分の血となり肉となっています。
あ。そういえばやはり新人の頃、当時ジャニーズでデビューしたばかりの【忍者】のイベントがあったのですが、
「続いては忍者さんの登場です!」
と、グループ名を【さん】付けで紹介してしまい、笑われた(呆れられた?)こともありました。
ちなみに入社して35年経った今、曲紹介の時アーティストに【さん】づけはしていません。
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