
米中関税115%下げ合意に小島慶子「トランプ大統領は場当たり的な行動をしていて危なっかしい」
5月13日(火)の大竹まことゴールデンラジオ(文化放送)では、『米中関税115%下げ合意 相互関税90日間停止 トランプ氏「習氏と今週末話す」』という朝日新聞の一面記事を紹介した。
番組で紹介した朝日新聞の記事によれば、米中両国は12日、互いに掛け合ってきた高関税を、115%ずつ引き下げると発表し、通商問題を協議する新しい枠組みの設置も公表した。トランプ政権の発足後、関税の応酬で高まっていた両国の貿易をめぐる緊張は緩和に向けて動き出す、とある。
トランプ米大統領は12日に開いた会見で、「習近平(シーチンピン)国家主席と、恐らく今週末に話をする」と述べた。両国高官は今月10、11両日、スイス・ジュネーブで関税問題について初めて協議し、12日に公表した共同声明では、互いに関税を引き下げることを明記した。米国の対中追加関税は現在の145%から30%に、中国の対米報復関税も125%から10%に大幅に切り下げられる。
また、両国は今後、90日間かけて貿易や経済関係について協議を進める。米中両国の緊張緩和の合意で、世界で広がる経済不安に歯止めがかかるかが注目される。以上が記事の内容である。
この記事を受けてお笑い芸人の大竹まことは、自身が株をやらないから詳しくは分からないがと前置きをしながらも、「トランプ大統領が関税に関して発表して市場はてんやわんやになったが、この度のように米中が関税に関して合意したと発表されると株は上がった。この合意を知っている人がいたとすれば、株の乱高下で億万長者が随分生まれたのではないかと、俺は思っちゃうね。」と話した。
フリーライタの武田砂鉄氏は、「トランプ氏は、支持率が下がって景気が回復しないとなると今回のように妥協していく。そうするとどの国もアメリカで工場を造ろうとか、本格的に事業をやろうという判断はしなくなる。トランプの思いつきのあれこれにより全部が悪い歯車になっていることが、もう見えてきている。」と述べた。
番組パートナーの小島慶子は、「トランプさんのここまでの動きを見て分かってきたのは、SNSのフォロワーの意見とか、すごく表層的な自分に対する指示と人気だけが行動原理なのであって、場当たり的な行動をしていて本当に危なっかしい。」と話した。
「大竹まことゴールデンラジオ」は平日午後1時~3時30分、文化放送(FM91.6MHz、AM1134kHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。
※タイムフリーは1週間限定コンテンツです。
※他エリアの放送を聴くにはプレミアム会員になる必要があります。
関連記事
この記事の番組情報
