
仮定の質問には答えないって「どういう意味?」大竹まことがよく聞く政府の言葉を追求
お笑い芸人の大竹まことが同世代や全世代の男女に向けてお送りしているラジオ番組『大竹まことゴールデンラジオ』(文化放送・毎週月〜金曜13:00~15:30) 5月16日の放送は、講談社メチエから発売された『誤解を招いたとしたら申し訳ない 政治の言葉/言葉の政治』の著者である、東京大学大学院・総合文化研究科准教授の藤川直也氏を招き、金曜パートナーの壇蜜とともに本の内容について伺った。
目次
大竹「少し難しい本なんですけど」
藤川「今日は優しい、いい感じで、わかりやすい感じで話していきたいと思います」
大竹「普段は東大で教えていらっしゃるんですか?」
藤川「はい、そうですね」
大竹「生徒さんは何人ぐらい受講してるんですか?」
藤川「授業によってまちまちなんですけど、今日午前中に授業があって、その授業は40人ぐらいでした」
大竹「そういう人たちは卒業するとどんな職業に就いたりするんですかね?」
藤川「最近は本当にいろいろで官僚になる人もいますけど、一般の企業に勤める人も結構いて、必ずしも官僚という感じじゃなくなってきてますね」
大竹「そういう人たちが官僚になったら、政府の答弁書とかそういうのを、大臣が「これどうするんだ」なんて言ったときにパッて書いて差し出すみたいな、そういうお仕事に就く方もいらっしゃる?」
藤川「まさにそういう答弁を書いている方もいるんじゃないかなと思いますね」
大竹「でも先生は、そういう人たちに対しても、責任をちゃんと果たす言葉を伝えなきゃダメだっておっしゃるわけですけど、でも国会の答弁書は、その答弁にはその答えは当たらないだとか、その質問には答えを差し控えさせていただきますとか…」
壇蜜「仮定の質問には答えたくないとか」
大竹「仮定の質問には答えたくないって、あれ、どういう意味ですか?だいたい仮定でしょう?」
藤川「そうですね」
壇蜜「だいたい、もしこうだったらとか、タラレバの話に答弁してあげるのが優しさじゃないんですか?」
藤川「本当にそうですよね。仮定の質問には答えられませんって、答えられなかったらとっても困りますよね。政治できないと思うんですけど」
大竹「だって、今の現実から将来の日本はどうなっていくかっていうことに対して質問したりするわけだから、それ答えられないって言われたら、お前ら何やってるんだって」
藤川「もともと、本当に言っちゃいけないこととかやっぱりあると思うんですよね。政府とかなので、関税の取引とかしてると、これは国民に言えないみたいな、そういう時に使ってた言葉だと思うんですけど、それをどんどん適当に言い逃れのために使っていった」
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