
大竹まことが「農政の揺らぎ」に言及
5月22日の「大竹まこと ゴールデンラジオ」(文化放送)では、コメ価格の高騰を巡る一連の農政問題について取り上げた。
コメを巡る失言で辞任した江藤拓前農林水産相の後任として、小泉進次郎氏が就任した。
コメ価格の高騰を中心に、農政は揺らぎ続けている。
大竹まこと「農家の人も年齢が上がってきている。お米を食べる市民の方も、今までの2倍の金額だよ。こんな高いコメを買わされてビックリしてる。この状況が、そう簡単にひっくり返るのかって疑問は残っているんですが……」
番組では、各新聞に掲載された農家の声も多数取り上げた。
大竹「フランスなんかは、食料自給率120%。国が農家をしっかり守る保証制度が出来上がってるってことだよね。それに比べて日本は、農家もどんどん減っていくと。
今回コメが急に高くなったのは、外からの要因とか色々重なったからだけど、その前の30年間は、農政のトライアングルがあって、そこで減反政策とか色々なことをやって。『農家を守っている』というテイでやってきたけど、本当に守っていたのかと。それこそ農家の票田を狙った(政治家の)農林族がいて、そこを守ろうとした形が今日まで残ってきたんじゃないかと。
だからこれをいっきに変えるのは、本当に大変だと思うけど……いっきに変えざるを得ない時期にもきてるって話だよね」
既に来年のコメの買取価格は決まっている(埼玉県では60kgあたり23,000円)。
大竹「そこ決まっちゃってるんだからさ。あとは備蓄米をどう出していくのか。小泉さんは無制限って言うけど、100万トンしかなくてもう30万トン出しちゃってるんだから……。
前任の江藤さんなんかが心配してたのは、いっきに放出した後の値崩れだったんだよね。バランスを取りたいって気持ちがあった。(値崩れが起きたら)責任を取れって言われちゃうわけだから、ちょびちょび放出したのかな。もう身を捨てて日本の農業を立ち直らせようとしないと、この農家問題は解決しない」
「大竹まこと ゴールデンラジオ」は午後1時~3時30分、文化放送(FM91.6MHz、AM1134kHz、radiko)で放送中。 radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。
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