西日本では統計史上最も早い梅雨明け…熱中症対策関連商品は売り切れ続出

西日本では統計史上最も早い梅雨明け…熱中症対策関連商品は売り切れ続出

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毎週日曜朝5時5分からお送りしている「防災アワー」
防災を最も身近にもっとわかりやすく生活目線でお届けしている番組です。

気象庁は6月27日に九州北部・九州南部・四国・中国・近畿が「梅雨明けしたとみられる」と発表しました。
確定すれば1951年の統計開始以来、九州北部・四国・中国・近畿は最も早く、九州南部は2番目に早い梅雨明けとなります。
( ↓  気象庁で記者の取材に答える異常気象情報センター及川所長)

この週末も各地で35度を超える猛暑となっていますが、きょうの「防災アワー」はあらためて「熱中症対策」についてお送りしました。
6月18日から幕張メッセで開かれた「国際建設・測量展」
6月から企業による作業現場での熱中症対策が罰則付きで義務化されたことを受け、熱中症関連商品は早くから問い合わせが来て、人気商品は既に売り切れ状態という声も聞かれました。

レンタルのニッケンでは、気温・湿度・WBGTなどを表示する掲示板を展示していました。
このときは屋内に置いてあったので、WBGT(暑さ指数)が低めの数字ですが、WBGT25以上28未満で警戒、28以上31未満で厳重警戒、31以上なら危険となります。


また、「クーラーテント」という1.8m×1.8mのコンパクトなテントも屋外スペースに展示されていました。
外付けのエアコンから冷気を引き込むようになっていて、休憩スペースがない外での作業には人気だそうです。

また、スーパー工業株式会社のブースでは、イベント会場などでもよく見かけるミストが…


この日取材したのは人感センサー型ミスト、人が通ると上からミストが落ちてきます。涼しい!

その他、ファン付き作業服も人気、「株式会社空調服」では6月から企業の熱中症対策が罰則付きで義務化されたことを受けて、非常に多くのオーダーが集まり、去年に比べ130%までアップしたそうです。


この先も危険な暑さが予想されていて「やれることはすべてやっている」という作業現場の声も聞かれましたが、引き続き万全の熱中症対策が必要です。

一方、冷房が効いて暑さがしのげる「クーリングシェルター」が、図書館や役所などの公共施設だけでなく、民間のショッピングモールなどにも広がっています。
先月から板橋区の薬局の一部も「クーリングシェルター」として活用されるようになりました
薬局の入口には「クーリングシェルター」(暑さから避難するための施設です)と書かれたオレンジ色のステッカーが貼ってあります。


クーリングシェルターがどこにあるか、自治体で公表しているのでネットなどで確認してください。

また、東京都は「東京暑さマップ」という地図をWEB上で公開しています。
熱中症のリスクを判断する「暑さ指数」を都内全域を対象に1キロ四方のメッシュできめ細かく色別に表示したものです。
1時間ごとの暑さ指数を48時間先まで見ることができ、日毎の「最高の暑さ指数」を1週間先まで確認できます。
参考にしてみてください。

きょうの「防災アワー」聞き逃した方はぜひradikoでお聞きください。

気象予報士・防災士 都庁・気象庁担当記者 伊藤佳子









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