東北の日本海側は30日(火)まで大雨の恐れ 引き続き厳重に警戒を!

東北の日本海側は30日(火)まで大雨の恐れ 引き続き厳重に警戒を!

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毎週日曜朝5時5分から放送している「防災アワー」
防災をもっと身近にもっとわかりやすく生活目線でお送りしている番組です。

山形・秋田では、記録的な大雨となっています。
(気象庁HPより)

これまで7月1か月分の2倍近い大雨となった所もあります。
先週7月25日(木)山形県には2度にわたり、大雨特別警報が発表されました。
戸沢村を流れる最上川や鮭川、酒田市を流れる日向川(にっこうがわ)が氾濫
秋田県由利本荘市を流れる石沢川(いしざわがわ)や子吉川(こよしがわ)も氾濫しました。

28日夕方現在、山形で2人、秋田で1人の合わせて3人が死亡、2人が行方不明となっています。
浸水した家屋も500棟以上に及びさらに増えるとみられ、田畑の冠水などによる農業への影響も深刻です。
交通機関も大きな影響を受け、JR東日本は山形新幹線の山形~新庄間を8月中旬頃まで運転見合わせと発表しました。

この先ですが、東北地方に伸びている梅雨前線の活動が30日にかけて活発となるため、東北地方の日本海側を中心に大雨のおそれがあります。
これまでに降った雨で氾濫している川や地盤が緩んでいるところもあり、引き続き厳重な警戒が必要です。

一方、関東以西では明日29日も広く「熱中症警戒アラート」が発表されており、東京の予想最高気温37度など体温超えの猛暑が続きそうです。
最新の予報はこちら
日中だけでなく夜間もエアコンを適切に使う。こまめな水分の補給など熱中症には警戒してください。

今月の「防災アワー」は、東京大学名誉教授で、政府の地震調査委員会・委員長、南海トラフ地震評価検討会・会長の平田直先生へのインタビューをお送りしました。

あらためて平田先生は「地震の予知はできない南海トラフ地震臨時情報が発表されたら、普段と同じように『地震への備えを確認する』ことが大事
ただし巨大地震警戒が出た場合、高い津波が来て逃げられない地域の人には自治体から避難指示が発令される。その時は直ちに避難しなけらばならない。
例えば海岸のそばの高齢者施設の方や要支援者なども、安全なところに避難しなければならない。
自分が事前避難地域に住んでいるのかを知って、自分は逃げられるのかどうか、一人ひとりが自分で考えないといけない。」
また平田先生は
日本は住みやすく良い国だけど、残念ながら地震・火山・風水害などの自然災害が非常に多い国。そこで生き延びるためには、自分の住んでいる地域の自然と環境をきちんと理解すること、自分の街は過去どんな災害に見舞われてきたかということを理解することが大切。
耐震化が重要だけど、難しければ家具の固定、寝室の家具の配置を変える、水の備蓄などできることからまず始めてほしい

とお話くださいました。

聞き逃した方は、radikoでぜひお聞きください。

気象予報士 防災士 都庁・気象庁担当記者 伊藤佳子 



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