参議院選挙目前の調査で自民公明は過半数厳しく、野党の躍進が顕著

参議院選挙目前の調査で自民公明は過半数厳しく、野党の躍進が顕著

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7月16日(水)の「おはよう寺ちゃん」(文化放送)では、水曜コメンテーター・経済アナリストの森永康平氏と番組パーソナリティの寺島尚正アナウンサーが、20日に投開票が行われる参議院選挙についての読売新聞調査結果について感想を話した。

森永氏「与党の苦戦は、歴代の与党が作り出した今の経済環境や、外国人問題などが信頼を得られなかったからでは?」

寺島尚正アナ「読売新聞社は20日投開票の参議院選挙について、12日から15日電話とインターネットで調査を実施し、全国の総主局などの取材も加味して終盤の情勢を探りました。自民党は選挙区選、比例選とも苦戦を強いられ獲得できるのは30議席台となりそうです。公明党を加えても与党で参議院の過半数125議席に必要な50議席まで届かない可能性があり、過半数維持は厳しい情勢となりつつあります。全体の勝敗を分ける改選定数1の1人区32選挙区のうち、自民が優勢なのは石川・福井・鳥取・島根・山口の5選挙区のみにとどまります。序盤では8選挙区でしたが、群馬・岐阜・奈良の選挙区が接戦に転じました。全選挙区に候補者を立てた参政党に保守票を奪われている面もあるとされ、自民が過去最低だった宇野内閣の時1989年の36議席を割り込む可能性も浮上しています。公明党は選挙区選と比例選の合計で過去最低の9議席と同じ水準に落ち込みそうな状況だと言います。また、埼玉や愛知などでは参政党を含む混戦で遅れを取る状況となっています。自民公明苦戦しているということですが、これは森永さんどう受け止めてますか?」

森永康平「そうですね、まあこれ都議選の時もそもそも与党側はきついんじゃないかと言われていたんですが、選挙期間中にでも『意外とそんなに負けないんじゃないか?』みたいな話も都議選の時は出てきてたんですよ。ただ今回の参院選の話になってくると、やっぱり各社の調査見てみると序盤の時の調査に比べてさらに厳しい状況になっています。これはもしかしたら選挙の街宣活動とか、あとはネット上での情報がいろいろ選挙期間ですから増えるじゃないですか。それによってもしかしたら国民がなんとなくぼやっと抱いていた不満とか不安っていうものが、各候補たちの演説とか文字情報によってある意味言語化されてしまって、それが今の与党が作り出したものなんだという話から野党側に票が流れるっていう、こういう勢いが生じたのかな?という風には思いますね」

寺島「立憲民主党が顕著な戦いぶりで、序盤に比べ調子を上げています。国民民主党は勢いが続いていて、大幅な議席増が見込まれます。参政党は10議席を超えて躍進しそうです。
東京で優位に立つ他、埼玉・愛知・大阪などでも攻勢を強めて接戦を演じています。比例戦でも多数の議席を確保しそうです。日本維新の会と令和新選組はいずれも伸び悩み、共産党改選7議席を割り込む可能性があると。日本保守党は比例戦で議席数を獲得する見込みで 社民党は1議席の確保を視野に入れています。野党の情勢は現時点でこういう風になっているようですね」

森永「都議選をよく前哨戦っていう風に言う方がいましたけども、まさにその様相を呈しているというか、やっぱり野党側で大きく伸びたのは都議選見ても国民民主と参政と、今回の一応今の調査を見る限りではやっぱり似たような形になっているというところですから。保守が流れたっていう解説をする人たちもいますけれども、全てがそうではないよねと。やっぱり今の政権の政策だったりとか、別に石破さんに限らず歴代の与党が作り出した今の経済環境だったり、はたまた途中から出てきた外国人問題だったりと、こういうものがやっぱり信頼を得られなかったということなんじゃないかと思いますよね」

「おはよう寺ちゃん」は平日朝5~9時、文化放送(FM91.6MHz、AM1134kHz、radiko)で放送中。 radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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