
四季がないのが普通になる? それを防ぐにはどうすればいいか
大竹まことがパーソナリティを務める「大竹まことゴールデンラジオ」(文化放送・月曜日~金曜日13時~15時30分)、7月16日の放送に三重大学大学院生物資源学研究科教授の立花義裕が出演。今月、著書『異常気象の未来予測』を発売した立花が、近年と今後の気象に関してコメントした。
大竹まこと「今回の御本は『異常気象の未来予測』というタイトルです。きょう東京のほうはこんな(ぐずついた)天気ですけど、北陸はどうなっていますか?」
立花義裕「北陸は猛暑なんです。日本はいま、降るところは豪雨、晴れるところでは猛暑。そう極端化しているんですね」
大竹「どこかの国の大統領は、そんなこと関係ないと言っていますけど」
立花「関係あります。世界中で気象が極端化している。地球の温暖化です」
大竹「CO2(二酸化炭素)が大きな原因になっているとお考えですか?」
立花「はい。僕に限らず世界中の気象学者、気候学者の常識です」
大竹「人的なことが大きいということになりますね」
立花「ですから僕ら、いま猛暑で、あるいは豪雨で苦しんでいる。自然現象の部分はあるけれど多くの部分は人間のせいなんですね。人類は加害者でもあり被害者でもある。大問題です。人類全体の問題ですよ」
大竹「二酸化炭素の排出を根本的に減らしていかなければ、日本でいえば春と秋がなくなってしまうような気候に、どんどんなっていく」
立花「夏の猛暑が長引いて、春と秋が縮まってくる。去年は10月まで暑かったですものね」
水谷加奈「今年はほぼ梅雨がないような感じ。この2、3日はすごく降っていますけど」
立花「これが将来は普通になる、イヤじゃないですか」
大竹「イヤですよ。もう梅雨だか梅雨じゃないんだかわかんないんだから」
水谷「日本に四季はなくなってしまう、ということですか?」
立花「ほぼなくなる、ほんの一瞬の春はある、と。桜が咲いたと思ったらいきなり葉桜になって、真夏のように暑くなる」
水谷「イヤだなあ」
立花「イヤだから二酸化炭素を減らしましょう、そうなるわけです」
「大竹まこと ゴールデンラジオ」は午後1時~3時30分、文化放送(FM91.6MHz、AM1134kHz、radiko)で放送中。 radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。
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