ヘイト・デマが横行するという参院選に危機感 大竹「社会の分断がこの問題を大きくしている」

ヘイト・デマが横行するという参院選に危機感 大竹「社会の分断がこの問題を大きくしている」

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7月16日(水)の大竹まことゴールデンラジオ(文化放送)は、東京新聞の「日本ペンクラブが緊急声明「選挙活動に名を借りたデマに満ちた外国人への攻撃は私たちの社会を壊します」」という記事を受けて大竹がコメントした。

作家らでつくる日本ペンクラブは15日、参院選期間中の差別言動やデマの拡散に抗議する緊急会見を開き、「選挙活動に名を借りたデマに満ちた外国人への攻撃は私たちの社会を壊します」との声明を発表した。クラブが選挙期間中に声明を出すのは初めてという。
クラブ理事らが日本ペンクラブビル(東京都中央区)で会見した。声明では「少しずつでも、成熟し前進してきた民主主義社会が、一部政治家によるいっときの歓心を買うための『デマ』や『差別発言』によって、後退し崩壊していくことを、私たちは決して許しません」などと、一部政党が外国人排斥などを訴えている現状を批判した。

桐野夏生会長は、こうした背景には貧困があると分析。「抑圧されたものが外国人や女性など弱いものに向けられる」と指摘し、これらの行動が「差別や偏見に結び付いていくという発想、意識がまだないと思う」と述べた。

さらに中島京子常務理事は「国の中枢にデマを良しとする政治家が入るようになれば、デマを正当化するために真実が隠されたり、ゆがめられたりすることが起こっていく」と語った。
大竹まこと「やっぱりこの問題はだんだん大きくなってきてるかい? 候補者もあれだよね。ずいぶんこの問題には、気を遣わなくちゃいけないなぁと思ってるんだけど、桐野さんが話した「抑圧されたものが外国人や女性など、弱い者に向けられる」。抑圧されたもの、自分たちも、生活が苦しいとか、いろいろあるよね。そういう不満が外国人や女性など、弱い者に向けられると指摘してるね。「差別や偏見に結びついていくという発想、意識がまだないと思う」というふうに述べてるね。やっぱり社会の分断がこの問題を結構大きくしていってるということがこれでわかるよね。選挙の方でも、外国人の排斥論があちこちで行われてるね」
砂山アナ(アシスタント)「これは東京新聞のこちら特報部ですけど、「根拠示さぬ選挙ヘイト 参院選埼玉飛び交う外国人排斥論」とあります。外国人が集住し、近年はクルド人への中傷が広がっている埼玉県川口市周辺。参院選の候補者らが外国人排斥の主張を繰り返している。識者が「ヘイトスピーチ」と指摘するケースもあり、「選挙運動に名を借りたヘイト」という批判が出ている。実際、記者さんがこの現場を取材して、話を聞いた現状というのが記事に書かれています。」

大竹「「抑圧されたものが外国人や女性など、弱い者に向けられている」っていう指摘は当たってるんじゃないかね。要するに今、自分たちが結構苦しい状況の中で、横にいる人たちを排斥していくようなことが起こっているみたいだね」

 「大竹まことゴールデンラジオ」は平日午後1時~3時30分、文化放送(FM91.6MHz、AM1134kHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。 

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