
村尾信尚「次の自民党総裁に相応しいのは小泉進次郎さん」
自民党は去年10月の衆院選に続き、今回の参院選でも大敗し、衆参ともに少数与党に転落。ところが、石破総理は続投を表明している。7月22日の「くにまる食堂(文化放送)」では、関西学院大学教授の村尾信尚が、この問題について語った。
邦丸「石破総理は続投を表明していますが、村尾さんはどう思いますか?」
村尾「辞めるべきだと思いますし、民意も『辞めろ』と言ってると思いますね。政治空白をつくってはいけないといいますが、今、石破さんが総理でいること自体が政治空白になりかねないので、自民党の中では次の総理総裁…まぁ少数与党ですから総理になるかわかりませんが、少なくとも次の総裁を決める手続きに入ってほしい」
邦丸「そうすると、次の総裁ですが、高市早苗さんがいたり、最近は小泉進次郎さんが人気を上げてきています。誰が出てくるんでしょう?」
村尾「私の個人的な思いを言わせていただけるのであれば、今の自民党の中では小泉さんだと思いますね。彼が行ったコメ政策が本当に良かったのか悪かったのかは、もう少し時間が必要だと思いますが、コメ高騰の対策の打ち方、テンポなどは政治家にとって必要な素質を感じます。農水省の事務方とも打ち合わせしながら、ある程度リスクテイクして、どんどん動いていく行動力は有能な資質だと思っているので、小泉総裁がいいかなと思いますね」
邦丸「今後はどうなっていくんでしょう?」
村尾「今回の選挙で注目したのは比例代表の政党別の得票率なんです。これをみると、得票率21%が自民党なんです。次に国民民主党、参政党、立憲民主党の順なんですけど、この3党はそれぞれ約12%なんです。そうなると自民、国民、参政、立憲の4党に6割弱が集中しているわけです。民意はこの4党で1回集まって協議しなさいよということだと思うんです。さらにこの4党で連立政権を組んでほしい。これが民意を反映した政治の対応だと思います」
番組では、この他にも村尾信尚が今後の政局について語っています。もっと知りたいという方はradikoのタイムフリー機能でお楽しみ下さい。
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