季節の変わり目に体調を崩してしまう前に、自律神経を整えて幸せホルモン「セロトニン」の分泌を増やそう!

季節の変わり目に体調を崩してしまう前に、自律神経を整えて幸せホルモン「セロトニン」の分泌を増やそう!

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野村邦丸がパーソナリティを務めるラジオ番組『くにまる食堂』(文化放送・毎週月曜から木曜9時~13時)内で火曜日の11時半ごろから放送されている「ホクトpresents きのこで菌活~カモン健康!」。きのこを食べて身体の内側から「健康」になる方法について、「日頃の生活の中で気になる健康」をテーマに、毎週、その道の専門家に話を聴く。

今週は、ナビタスクリニック新宿院長の濱木珠恵先生に「季節の変わり目対策」というテーマで話を伺った。

夏と秋の季節の変わり目は特に体調を崩しやすい。夏の暑さが収まってきて、少しずつ過ごしやすくなってくる時期だが、やる気が出ない、かったるい感じがする等“怠さ”を感じやすい時期でもある。

この原因の一つとして挙げられるのが「気象病」。健康状態は、食事や運動、睡眠といった生活習慣に大きく影響されるが、“天候”も健康状態を左右する重要な要因の一つ。特に気圧や気温の変化を繰り返す秋は、自律神経のバランスが急激に変動するため、疲れやすく体内環境を一定に保つ力が弱くなり、様々な心身の不調を引き起こすというわけだ。

秋は日照時間が短くなることにより、脳内の神経伝達物質のひとつであるセロトニンの分泌が減少する。セロトニンは、気分や感情の調節に関与しているため、不足すると、うつ病、不眠、ストレスや疲労感、めまい、頭痛、便秘といった様々な症状が現れるという。感情面が不安定になりやすい秋を元気に過ごすためには、幸せホルモンと呼ばれるセロトニンの分泌量を増やすことが大事というわけだ。

では、そのために何をすればよいのか。

邦丸「セロトニンの分泌量を増やすには、どうしたら良いのでしょうか?」

濱木「セロトニンには、自律神経のバランスを調整する働きを高める効果があるんですけれども、自律神経が整ってくるとセロトニンの分泌量が増えるという、好循環があるんです。なので、それぞれ整えていくことで徐々に不調を感じにくくなってきます」

邦丸「朝日を浴びるといいというのも聞きますね」

濱木「そうですね。リズムを整えるのは大事です」

邦丸「食事や栄養素ではどんな点に気を付けると良いでしょうか?」

濱木「自律神経を整えるには、身体の生活リズムを整えていただいたり、規則的に食事をとること、食事の際によく噛んで食べていただくことなどが、大切です。必要な栄養素としては、まず「食物繊維」が挙げられます。免疫細胞や自律神経が多く集まる「腸」を整えることで、風邪予防や自律神経のバランスを整えることができるんです。きのこには特に豊富な食物繊維がありますので、便のカサを増やして腸の老廃物の排出を促してくれたり、善玉菌のエサとなって善玉菌を育てたり増やしたりしてくれるので腸内環境がもっと良くなります。先ほどのセロトニンも腸で生成されているので、きのこ類を積極的に摂っていただくことがおすすめです。それから、「βグルカン」という、きのこなど一部の食材にしか含まれない栄養素があります。このβグルカンも、腸の免疫細胞に直接働きかけてくれるので、全身の免疫力アップに役立つと言われています。あとは、こちらもきのこに豊富な「GABA」というアミノ酸の一種があります。GABAは、交感神経の働きを抑えて副交感神経の働きを優位にしてくれます。それが自律神経を整えるのに役立ちます。あとは気持ちをリラックスさせることにも繋がりまして、季節の変わり目の心の不調の解消にはすごく役立つと思います」

邦丸「一石二鳥三鳥にもなるってことですね」

「くにまる食堂 ホクトpresents きのこで菌活~カモン健康!」は毎週火曜日朝11時半ごろ、文化放送(FM91.6MHz、AM1134kHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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