
【アナコラム】坂口愛美「リスナーのみなさんと作った『おとなりさん』」
文化放送メールマガジン(毎週金曜日配信)にて連載中の「アナウンサーコラム」。週替わりで文化放送アナウンサーがコラムを担当しています。この記事では全文をご紹介!
▼9月19日配信号 担当
坂口愛美アナウンサー
番組が終わるまでにどうしても実施したかった公開生放送!
9月14日(日)、無事に終えることができました。「おとなりさんday」でご一緒しているアンガールズの山根さんは、「番組で色々やっていきたいねぇ~」というのが口癖。
平日時代から3年半、山根さんの「やってみたいこと」…実現できたものや実現できずじまいのもの、色々ありますが、最近話題になっていたのが「ボサノバ」と「ラジオコント」です。
「ボサノバ」は、5月18日放送のエンディングで、「番組で色々やっていきたいよね~」という“いつもの流れ”から、山根さんが突然「ボサノバとかも歌ってみたいよね」と発言。その翌週、ボサノバ歌手・小野リサさんのライブにも通っているリスナーの方から「ボサノバ、いいですよ。日曜日の午後にピッタリだと思います」というメッセージを頂き、小野リサさんの「イパネマの娘」をオンエアしました。また以前、元木曜日パーソナリティのふかわりょうさんが「おとなりサンバ」を作ってくださったこともあって、今度は私坂口が「おとなりボサノバを作る!」ということになったわけです。
今までにも番組の企画で何度か曲を作っていますが、今回は「ボサノバって何!?」というところからのスタート。色々調べてみましたが、よく分からなかったので…何となく「オシャレそうなコード進行」で曲を作ってみることに。本番では、私の歌と山根さんのカリンバで演奏!この日の空模様と同じく、私の歌も、山根さんのカリンバも、所々不安定な部分がありましたが、リスナーのみなさんが温かく見守ってくださったので、なんとか無事に演奏を終えることができたかと思います。
そして「ラジオコント」!こちらは、8月17日の「教えて!全国ラジオスター」のコーナーにゲスト出演してくださった、琉球放送「具志堅ストアー」パーソナリティの具志堅将司さんが、毎日ラジオコントを書いて番組パートナーと放送で披露している…という話を聞いて、「私たちもやってみよう!」という流れで作ることに。
ただ、山根さんは「ネタは書かない!」ということで、リスナーのみなさんからコントで使えるボケ案を送って頂くことになりました。その案をまとめて作家の三瀬くんが台本にしてくれたので、台本が出来上がったのは直前!日曜日は、おとなりさんdayが始まる直前まで「坂口愛美のおひとりさん」を一人で放送しているため、山根さんとの読み合わせは14時ちょっと前の1回しかできませんでした。
しかも、スタッフのみなさんから「いやいや、そうじゃない」という私へのダメ出しが多数…!その後あまり練習もできず、不安な中迎えた本番。大丈夫かな…と思っていましたが、とにかく会場が温かい!!何をやっても笑ってくれる!!お蔭様で、不安や恥ずかしい気持ちを振り切ることができました。ただ、その時にハプニングが!!!思ったより風が強く、舞台上のテーブルに置いていた台本が飛んでしまったのです!!コントの台詞を言いながら、必死で台本をおさえる私。アドリブでそのこともコントに入れ込んでみたら、みなさんが温かく笑ってくださいました。「あ!ウケた!」とすごく嬉しかったのですが、終わった後、山根さんが一言。「このコント、ここじゃないと笑ってもらえないよ」。そりゃそうだ。現実を突き付けられました(笑)。
でも、そういう私たちの不完全なところを面白がって、温かく受け止めてくださるリスナーのみなさんに、この3年半とても救われました。
また今回、会場では、メッセージを書いてくださった方に、リスナーさんが作ってくださったボールペンやキーホルダーをプレゼントするコーナーも設けました。番組の最後に、山根さんが「みんなで作ったおとなりさん」と言うのがお決まりになっているのですが(尺におさまらず言い切れないことも多いですが)、会場の雰囲気作りも含めて、「リスナーのみなさんと作った」というのを実感できた公開生放送でした!
あと2回の放送も、みなさんと一緒に大切に噛みしめていきたいと思います!
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