ヒグマ被害の街で、住民全員に支援金給付。内藤剛志は「すごくいいこと」

ヒグマ被害の街で、住民全員に支援金給付。内藤剛志は「すごくいいこと」

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野村邦丸アナウンサーが大将を務める「くにまる食堂」(文化放送・毎週月~金曜9時~13時)。9月18日(木)の最初のコーナー「ニュース一番出汁」では、邦丸アナとパートナーで俳優の内藤剛志が、今年7月にヒグマに襲われて住民が亡くなった北海道福島町で、住民全員に支援金が配られることになったというニュースについて意見を交わした。

野村邦丸アナ「今年の7月、新聞配達をしていた男性がヒグマに襲われ、死亡する事故が発生した北海道の福島町が、町内で使える1万円の商品券を町内のすべての住民3312人に配ることが分かりました。事件の発生後、飲食店が営業時間を短縮するなどして売り上げに影響したということで、街の経済の活性化を図ります。この他、宿泊関係など15の業者にも10万円ずつ支援金を出すということです。
熊の被害というのは、人の命まで関わってくることにしても、北海道の福島町は全住民に商品券を配って『街で金を落としてくださいよ』ということです」

内藤剛志「すごく早い対応をされてますね。やっぱりひとつの形としては、僕、すごくいいことだと思いました。それはまあ1万円なのかいくらかってお金の話じゃなくて。行政が考えているっていうことが住んでる人だったり、そこを訪れる人にとってはちょっとした安心感にもつながると思いますよね。早い対応が何よりも大切だと思いますし。『いつか』じゃないんですよ。今、身内の方を亡くされて悲しんでいらっしゃる方にとってはお金の問題じゃないとは思いますよ。ご遺族とかお友達とかね。ただ、街全体を考えるとこういうのはひとつの解決法としてはすごく最良なものだと僕は思いますけどね」

邦丸「人口が3312人だから、おそらく全員の顔が見えるんでしょうね。コミュニティがちゃんとできていて。そういう面で見ると『誰々さん困っちゃってるんだよ』っていうのは伝わりやすいから」

内藤「今年も行きますけど、兵庫県赤穂市ってあるじゃないですか。赤穂浪士の里で有名な。そこで毎年12月14日に『赤穂義士祭』があって、僕、大石内蔵助役で忠臣蔵パレードに参加するんですけど、その街の人口が大体4万人なんですね。で、パレードの日はものすごく観光客で膨れるわけですよ。で、その時市長が『ちょっと知らない顔ありますよ』って言うから、『は? 知らない顔って何ですか?』って聞いたら『人口が4万人くらいなので、大体市民の顔は覚えてますから』っておっしゃってました」

邦丸「凄いね! 特に市長とか役場の関係者の方が顔が浮かびやすいんでしょうな」

内藤「例えば同級生だとか、あそこの学校行ってたアイツだとか、兄貴の友達だとかっていう。そういう風にコミュニティって成り立っていると思いますけど、だからこの福島町の3000人だともっとでしょうね、完全に『あの人のとこでこうこうこう』っていうストーリーまで分かるぐらいの距離感だと思いますね」

内藤「あえて言いますが、例えば今回、街とかでこういう不幸なことがあったとかだと、こうやって全員がある種結びつくきっかけにもなりますよね。だって同じ悲しみでしょ?」

邦丸「おそらくね、福島町の場合はひとりひとりに1万円って、要するに国から降りてくる金じゃなくて『みんな困ってるからさ、金使ってくれよ』っていう、その対等な感じがね」

内藤「亡くなられた方には地元に友達や知り合いなど、たくさんいたわけですからね。そのお金で亡くなられた方のためにも、一丸となって町の人の絆を深めていく、問題に立ち向かっていく姿勢っていうのは、大事だと思いますね」

「くにまる食堂」は平日朝9~13時、文化放送(FM91.6MHz、AM1134kHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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