各地で市長の不祥事が多発。危機管理のなさが生んでいる必然か

各地で市長の不祥事が多発。危機管理のなさが生んでいる必然か

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ニュースキャスターの長野智子がパーソナリティを務める「長野智子アップデート」(文化放送・月曜日15時~17時、火~金曜日15時~17時35分)、9月29日の放送にジャーナリストの二木啓孝が出演。「市長の不祥事多発は偶然か、必然か」というテーマで、昨今、報じられる市長たちの問題について解説した。

 

長野智子「(市長の不祥事が)多いですね」

二木啓孝「『みんなでやろうぜ』と言ったわけじゃないだろうけど(笑)。先日から群馬県前橋市の小川市長の問題、NEWSポストセブンのサイトによれば、市長が市の幹部とラブホテルで10回以上、密会していたと。議会でも会見でも市長は『軽率だった』。それから静岡県伊東市の田久保市長(の学歴詐称疑惑)。これはもう説明の必要がないぐらい。不信任が出た、田久保市長は議会を解散した。10月12日に告示、19日に投開票があると」

長野「はい」

二木「もう1回、不信任が出たらアウトです。20人の議会の定員の中で、現職の人が18人、新人が17人名乗りを上げて。17人の中に田久保市長派がいるんじゃないか、3分の1いると田久保さんは続行、となります。それから沖縄県南城市の古謝景春市長、9月26日に第三者委員会でパワハラが認定されました。被害女性に、ハグはしたけどそれ以上していないよね、と」

長野「録音も出てきましたね。あなたが言っていないなら僕は言わないから、と」

二木「あんなおじさんいるんだな、と。10月5日に辞任か議会解散か、となっている。(さらに他所の市長、首長の問題も紹介して)もっと小さい、現在進行形、というものもあります。ポコポコ出てきているのは必然なのか偶然なのか。必然の要素をまず考えます」

長野「はい」

二木「前橋市の小川市長、伊東市の田久保市長は危機管理のなさ、という点がある。たとえば田久保市長が東洋大学を出ていない、という話。市民から『出ていないらしいよ』と言われたら『すみません、勘違いでした』とお詫びすれば済んだ。それが卒業したとか、卒業証書を19.2秒チラ見せとか、自分で火をつけている。伊東市はいい温泉地なんですよ。田久保市長は自分で温泉を掘って自分で温泉をつくっているような感じです」

長野「なるほどね」

二木「前橋市の小川市長にもいえるんですが、そもそもいままでの議会の与党と対立しているわけ。小川市長ってけっこういいことはしているんですよ」

長野「改革派で、市民にも評判がいい、と聞きました」

二木「それを苦々しく思っているのが議会だから、小川市長のところは、議会の各派が質問状を送って、議員辞職をしろ、と。改革したくない人がワッと攻めてきている」

長野「私が思うのは、こういうことの陰に、旧態依然とした議会のところに改革派の何かが入っていくと、必ず誰かが引きずりおろそう、というものがあるのかな、と」

放送では二木が、ほかにも考えられる不祥事の要因を語った。詳しくはradikoのタイムフリー機能で確認してほしい。

「長野智子アップデート」は毎週月曜午後3時~5時、火曜~金曜午後3時~5時35分、文化放送(FM91.6MHz、AM1134kHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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