 
							【お天気気象転結】ライブと、能登と……
文化放送メールマガジン(毎週金曜日配信)にて連載中の「佳子・純子のお天気気象転結」。気象予報士の伊藤佳子記者・鈴木純子アナウンサーが、毎日にちょっと役立つお天気情報をお届けしています! この記事では全文をご紹介。
▼10月31日配信号 担当
鈴木純子
土日は冷たい雨でしたね。色々な秋のお祭り、イベントが予定されていたのに全てが冷たい雨とともに行わなければならなくなりました。

△ワクワクフェスタ 宇崎竜童さんライブ前
私は25日(土)東京の神田小川町ライブイベント「ワクワクフェスタ」に参加したのですが、今季初めてカイロを使いました。
やはり今年は秋を飛ばして冬に入りかけていますね。寒さに耐えつつではありますが、生のライブはやっぱり楽しいなと感じました。
このイベントは宇崎竜童さんが言い出しっぺ。還暦を迎えられたときにご自身が学生時代を過ごした明治大学のあるお茶の水に恩返しがしたいと思ったそうです。街角から生の音楽が聴こえるニューオーリンズのような街を目指して、このワクワクフェスタが2016年に立ち上がりました。台風直撃による中止やコロナ禍を経て今年が第五回です。明大通り沿いの駐車場スペースにライブ会場が出現。ここで宇崎竜童さんのオープニングライブから始まり、よしもとの芸人さんのライブ、山岳トークライブ、明治大学応援団まで登場してにぎやかに行いました。
凄いのは宇崎竜童さんがライブを始めたら雨がピタッと止んだんです。皆傘をたたんで手をたたいて大いに盛り上がりました。宇崎竜童さんは来年2月のお誕生日で80歳。「この年まで仕事が出来ていることが何より嬉しい」と話しておられました。

△「能登の今 写真展」 東京ミッドタウン五階
さて話は変わって「長野智子アップデート」では、毎月一回災害NPOチーム「ユニコン」の中村健吾さんに能登の被災地の様子を伝えていただいています。来月のご出演は5日です。その中村さんから教えていただき、東京ミッドタウンで開催されている「能登の今 写真展」を観てきました。

△言葉を無くしてしまいました……
令和6年能登半島地震、そして9月の奥能登豪雨により、能登地域の多くの方が被災されました。現在もなお、能登では復旧・復興が続いています。
この写真展は、災害の記憶を風化させず、未来へつなぐことを目的に開催されています。4人の写真家(うち2人は地元在住)が撮った写真です。


△復興への希望
震災から間もなく2年。
いまだ崩れたままの建物からは、再建への難しさが見えてきます。ただ能登の祭りの写真からは生きる力がほとばしり、復興への希望が感じられます。
残念なことに毎年どこかで甚大な災害が発生し、記憶が上書きされるように、これまでの被災地にボランティアさんが集まりにくいということがあるようです。ご自分にゆかりのあるところ、気になったところなど、被災地に想いを寄せ続けていただけたらと思います。そしてご自身の災害への備えも忘れずに。
 「能登の今 写真展」能登の復興とともに歩む写真展『写真展 能登』は東京ミッドタウンで11月5日(水)まで開催されています。
気象予報士 鈴木純子
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