大竹まこと「ちょっと立ち止まらないのかね国は」強行 辺野古・米軍基地移設
お笑い芸人の大竹まことがパーソナリティを務めるラジオ番組『大竹まことゴールデンラジオ』(文化放送・毎週月〜金曜11:30~15:00)12月15日の放送では大竹と経済アナリストの森永康平氏が 沖縄県の米軍普天間飛行場移設に関する東京新聞、朝日新聞の記事を取り上げた。
大竹まこと「工事をしている業者はかなりこの事業に費やしてるんだろうなということが想像できますね」
森永康平「このペースで20年かかる。20年って結構大事な数字だと思っていて。現在の中国との緊張関係を見たときに果たして20年の間に何も怒らないんですかというのもなんとも言えないですし、民間の色々な不動産プロジェクトを見ていてもそうなんですけれども、ここ最近すごく物価高騰も人件費も上がっているので、例えばこのペースで上がっていったときって、20年後は建材費も人件費も変わっているんですよね。それを今の物価感覚でやってしまうと、確実に起こるのは予算不足」
大竹「当然そうなりますよね」
森永「果たして防衛という点で20年というスパンが良いのかと考えると確実に早い段階で予算が足りませんという話になるのではないかと思いますね」
大竹「もう普天間から動かないぞというふうにも聞こえてしまうんですけど」
森永「結局実務的な話を考えたときに、一度決めてしまったから仕方がないではなくて、実務としてどちらが良いのかを再考しても良いかと思います」
大竹「振興工事ってどこでも始めてしまったら止まらない。お金もすごくかかるし。ちょっと立ち止まらないのかね国は、と思うけれども」
森永「これはよく言う参加コストという考えて、人間はある程度お金を突っ込んでしまうと戻れない。それはそれでわかるんだけども、立ち止まったほうが良い、戻ったほうが良いというのが合理的にわかっているのならば、今まで払ってしまったお金はコストとして見切ってしまったほうが良いという考え方もあって。のちのち考えると損は出たけれどあのとき引き返しておいて良かったねというのは民間のプロジェクトでは結構あるんですよ。民間のそういう発想を適応するというのも、国の施策を考える人たちの中に本来は居て然るべき」
〈参考〉
辺野古土砂投入7年で反対派抗議 普天間飛行場移設、課題山積み
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