伊藤惇夫氏が分析 都議選自民敗北の原因は安倍前首相・麻生氏の暴言 7月8日「くにまるジャパン極」

伊藤惇夫氏が分析 都議選自民敗北の原因は安倍前首相・麻生氏の暴言 7月8日「くにまるジャパン極」

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7月4日の東京都議選で、自民党は過去2番目に少ない33議席に終わった。この自民党の敗北の原因を、政治アナリストの伊藤惇夫氏は、”二人の議員の暴言”にあると、 7月8日放送の「くにまるジャパン極」(文化放送)で語った。その人物というのが、麻生太郎財務相と安倍晋三前首相だ。一体どういうことなのか?

1人目の麻生氏の暴言というのが、6月25日に自民党新人候補の応援演説をした際のものだ。麻生氏は「(都民ファーストの会は)代表の国会議員がいないから(国と)話が通じない」「従って知事が自分で(全部)やる。過労で倒れた。同情してる人もいるかもしれないが、(小池氏が)そういう組織にしたんだから」「自分で撒いた種でしょうが」と発言。伊藤惇夫氏はこの発言の問題点を挙げる。

 

伊藤氏「小池都知事の過労がどれほどだったか?わかりません。私もパフォーマンス入っているのかな?なんて気もしないではなかったが自重した。しかし、過労が事実だとしたらとてもじゃないが揶揄する発言はできない。”自分で撒いた種でしょうが“なんてよく言えるなと。これが麻生氏の普通の感覚だと思うと、人の痛みや苦しみに対する想像力が働かない人なんだなと思った。」

 

さらに、麻生氏の「代表の国会議員がいないから(国と)話が通じない」、この発言も伊藤氏は問題があると指摘する。

 

伊藤氏「今は国と地方は対等の関係というのが建て前。麻生氏が言うのは、国と交渉するなら自民党の国会議員を通せ。逆に言うと、自民党の国会議員の話ならどんどん聞くけど、そうじゃなきゃ聞かないよ。ともとれるわけですよ。国と自治体の関係で、自民党の議員がいるかいないかで、差が付くなんてとんでもない話です。そんなことやったら、はっきり言ってある種の独裁国家です。」

 

さらに、伊藤氏がもう1つの暴言として紹介したのが、安倍前首相の月刊誌「Hanada」での発言だ。安倍氏は五輪について「感動を共有することは日本人同士の絆を確かめ合うことになる」「歴史認識などで一部から反日的ではないかと批判されている人たちが、今回の開催に強く反対している」と述べている。この発言の問題点を伊藤惇夫氏は解説する。

 

伊藤氏「よく読むと、安倍さん自身が五輪に反対してる人は反日だと言ってるわけではない。”一部から反日的だと批判されている人たち”という言い回し。前安倍政権に対して、厳しい意見を言う人、メディア、政府の方針に従わない人たちに対して、一部の人たちは必ずと言っていいほど反日のレッテルを貼ってきましたよね。ただその一部の人たちが安倍政権時代、強固な支持基盤であったことは誰も否定できないこと。これは、安倍さん自身が明らかに一部の人たちを自分の味方だと思ってる。間違いなく。そうじゃなければこんな発言が出るわけないんです。もっと言えば、一部の人の見方を紹介したこと自体が、安倍さん自身もこの見方に賛同してると考えてもおかしくない。」

 

最後に、伊藤氏はこのような言葉で締めくくった。

 

伊藤氏「二人の暴言が都議選に影響を与えてるんじゃないかなと、私は思うんですけど、果たして二人はそういう自覚はあるのでしょうか?」

<参考ニュース>
 4日の東京都議選は自民党が33議席を獲得して第1党を奪還しながら、小池百合子知事が特別顧問を務める地域政党「都民ファーストの会」が僅差の31議席で拮抗した。菅義偉首相は一夜明けた5日、「自公で過半数を実現できなかったことは謙虚に受け止めさせていただきたい」と述べた。共産党と立憲民主党もそれぞれ議席数を上積みし、都幹部は新たな議会構成による新型コロナウイルス対策などへの影響を注視する考えを示した。  菅首相は官邸で記者団の取材に「冷静にしっかり分析して次に備えたい」とし、第1党は自民党であることに「都政、都民のために全力で取り組みたい」と語った。
(共同通信ニュースより)

「くにまるジャパン極」は平日朝9~13時、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。伊藤惇夫氏はコメンテーターとして毎週木曜に登場。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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