【アナコラム】長谷川太「美しいハーモニーは高い」
文化放送メールマガジン(毎週金曜日配信)にて連載中の「アナウンサーコラム」。週替わりで文化放送アナウンサーがコラムを担当しています。この記事では全文をご紹介!
▼1月30日配信号 担当
長谷川太アナウンサー
とんでもない円安です。
知識としては頭に入っていたのですが、実際街で買い物するとまあ物価が高いこと。
ウィーン名物料理はシュニッツエッル。薄くたたいた豚肉をカラッと揚げた
日本風に言えば「カツレツ」でとても美味なのですが、これを2人分+サラダでも頼めば軽く日本円で6,000円を超えてしまいます。
ウィーンにもマクドナルドはあって、興味本位で日本とどのくらい値段が違うか調べるともうビックリ。「ビッグマック」ってありますよね。日本では単品で480円(2026年1月現在) これがウィーンでは5.4ユーロ 羽田で両替したときのレートが1ユーロ=191円だから、ウィーンのビッグマックは1,026円もするのだあ!日本の倍以上じゃないですか!セットじゃありませんよ。単品です。念のため。ウィーンのビッグマックが特に日本の物より巨大というわけでもありません。念のため。
証拠写真をぜひご覧ください。

信じられないでしょ。いやあ高くて食べられないですよ、ビッグマック。
しかしですね。じゃあウィーンで生活している人たちが皆物価高で困っているかというとそうではなく、この異常な円安で日本人だけが海外で貧乏な思いをしているのですね。
ウィーンのマックでは現地の女子高生と思しき若者達がビッグマックセットを普通に食べている隣で日本の中年夫婦(私と妻のこと)は、ポテト付けると高いからハンバーガーとコーヒーだけにしておこうってことになるのです。
いいんだろうか日本はこんなことで!
これではこれからの時代を作る若い人たちが海外に出るのが難しく、どんどん日本と日本人が内向きな考えに進んでいってしまうんじゃないかと懸念してしまいます。
それでも音楽の都ウィーンでの日々は楽しくて、日本でも正月に放送されるウィーンフィルのニューイヤーコンサートでおなじみの黄金の響きとされる楽友協会ホールにほぼ毎晩通い、昼間は市内の教会で突然始まるパイプオルガンのコンサートを堪能し、世界的に有名なホテルザッハーのザッハートルテも味わうことができました。
確かにおいしかったですね。口の中に広がるチョコの苦みと甘みの重層的ハーモニーは、ウィーン楽友協会大ホールに響くオーケストラの美しいハーモニーと共通するものを感じました(^^)
あ、因みにザッハートルテは9.9ユーロ=1,881円 メランジェ(コーヒー)7.5ユーロ=1,425円。日本風に言えばケーキセットがしめて3,306円!
美しいハーモニーは高いのです(^^;)
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