プチ鹿島「“高市総理の国会運営”で新聞を読み比べたら、思わず笑ってしまいました!」
フリーライターの武田砂鉄が生放送でお送りする朝の生ワイド「武田砂鉄ラジオマガジン」(文化放送)。3月19日(木)8時台のコーナー「ラジマガコラム」では、木曜前半レギュラーの時事芸人・プチ鹿島が恒例の新聞読み比べの結果を発表した。
プチ鹿島「今日はですね、『“高市総理の国会運営”というテーマで読み比べたら、思わず笑ってしまいました!』という、読み比べは楽しいなという話でしたいんですけども、言ってみれば僕野次馬ですよ、メディア野次馬」
武田砂鉄「自ら野次馬を名乗る(笑)」
鹿島「そうです。この番組で何回か言ってますけども、新聞にはいろいろ論調があってですね。これ野球のスタジアムだとしたら、高市スタジアムで一塁側・三塁側にいる。で、意見が違う。それを読み比べるのが面白いって言うんですけど、時にはちょっと『これ、どうかしてないか?』っていうのを発見してしまうことがありますので、それをちょっとご報告しようかなと。
おさらいすると先週の13日でしたか、衆議院を通過した2026年度の予算案のニュースがありました。大きな特徴をまとめますと、これ審議時間がとても短かったんですよね。各紙調べてもらうと分かるんですが、通常は80時間程度が目安とされるんですよ、予算案の審議時間。今回59時間しかなかった。これ、過去20年で一番短いんです。
他にもですね、この予算を詳しく調べるための分科会っていうのがあるんですけど、これも開かれなかった。分科会っていうのは各省庁の予算を細かくチェックする大事な場所なんですよね。これも37年ぶりに行われず、丸ごと省かれてしまった。それぐらいスピードを持って……スピードというと聞こえはいいですけど、『ちょっと拙速じゃないか?』っていうのが結構報じられていたんですよね。
じゃあ各メディアはこれをどう表現していたか。
朝日新聞は『強気の総理 強引な審議』…強引と言ってますよね。毎日新聞と東京新聞は『与党数の力』『数の力』と批判的だったんです。ここは正直そうだろうなっていう想定内だったんですね。じゃあ一方、これ普段は総理推し、高市推しの新聞は、どうそれでもいやー叱ってんのかなとか、いろいろ注目して読んだんですが、例えば産経新聞ですね。どう書いていたか……『今回の短い審議。高市流審議の常識破る!』」
武田「常識破っちゃった」
鹿島「もう大谷翔平みたいな言い方なんですよ。『高市さん常識破ったね!』って。
横の見出し見ると『乏しい国対経験 慣例に無頓着』っていうのでね、凄いですよ。
『勉強熱心で政策通の総理は、国会の与野党交渉の経験は少ない』と書いて、『予算委員会についての慣例も総理には通用しなかった』」
武田「通用しなかった、それを『常識破りで、よくぞやった!』」
鹿島「だから大谷モードですよね。『高市さんスゴイ!』っていうモードで。さらにこれ、読み応えあったんですよ。総理側近の言葉も産経新聞は紹介していて、『高市さんは純粋な人だ。国民生活に影響を生じさせないよう、年度内に成立させた方がいいでしょう。なぜそうしないの? と考えている』」
武田「これは本当に椅子から転げ落ちるところですよね」
鹿島「そもそも何でここまで審議時間が短くなったかといえば、衆議院解散があったからですよ。本来なら1月から始まっていた審議が、選挙をあれだけ豪快にやったものですから遅れますよね。それを側近は『高市さんは純粋な人だからそういう風に願ってらっしゃる』っていうのを産経新聞が紹介してるっていう……」
武田「いやあ、なかなかナメられておりますよね。それも選挙始まる時に『こういうことになりますよ、予算審議の時間短くなります。それでもやるんですか?』というような話をしてたわけですね」
鹿島「さらに産経新聞の先週日曜の一面コラム『産経抄』では、審議の短さをWBCのピッチクロックに例えていました(笑)」
武田「なんかもうマズい予感がする(笑)」
鹿島「これ出だしは『“野球は間(ま)のスポーツ”と言ったのは名将の野村克也さんです。1球ごとに試合の切れ目があり、その間に考え、備えよと。で、今回のWBC、新たなルールが景色を変えたピッチクロックである。つまり制限時間内でピッチャー投げなさい。これ、『WBCの話なんだな』と思って。これから日本の野球はどう対抗していくのか? っていう話かと思ったら、2段目で変わりました。
『常識破りと評される審議時間の大幅な短縮は、高市早苗総理が国会に持ち込んだピッチクロックの産物とも言えなくない』って(笑)」
武田「いや言えないですよ!」
鹿島「言えないですよね(笑)。びっくりした。高市さんの話につながるんだと。これどういうことですか。しかもね、常識破りと評されるって言いましたけど、『常識破り』って書いてあるのは先ほど紹介しました産経新聞なんです」
武田「自分の紙面ね」
鹿島「自分の紙面を『常識破りと評されていた高市さんですけど』みたいな。これなかなか永久保存版だなと思って、これはちょっと笑ってしまいました。
高市総理が国会に持ち込んだピッチクロックの産物と言えなくもないって、意味が分からないですけどね。もし持ち込んでいたらWBCの影響されすぎでしょうっていう、また別の問題があるわけですよね(笑)」
この後もプチ鹿島さんが、思わず耳を疑うような各新聞の論調を紹介しています。気になる方は、radikoのタイムフリーでご確認ください。
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