ドラマで知名度が拡大。「地面師」とはどういった存在なのか
大竹まことがパーソナリティを務める「大竹まことゴールデンラジオ」(文化放送・月曜日~金曜日11時30分~15時)、3月19日の放送にノンフィクション作家の森功が出演した。2月に新刊『地面師vs.地面師 詐欺師たちの騙し合い』を発売した森が、近年、名が知れ渡った「地面師」の実態を語った。
大竹まこと「今回の御本は『地面師vs.地面師 詐欺師たちの騙し合い』といいます。前作『地面師 他人の土地を売り飛ばす闇の詐欺集団』が売れたんですよね?」
森功「そうですね。前作が文庫を入れて10万部を超えた、と聞きました」
青木理「すごいですよ。10万なんてノンフィクションではそんなにない」
大竹「それがドラマ(『地面師たち』)になったんですか?」
森「僕の本が原作でドラマになったわけではなく、僕の本をもとにした『地面師たち』という小説を原作としてドラマになった、ということです」
大竹「このドラマもNetflixですよね。いま話題の」
森「そのおかげで売れたようなものですけどね(笑)。ドラマがヒットしたので僕もテレビに呼ばれて『地面師ってなんですか?』ということで解説をして」
青木「森さんは新聞社を経て『週刊新潮』の記者で、僕は通信社だった。地面師って一般の人はそんなに知らないかもしれないけど、僕ら事件記者、少し事件を取材している人なら、存在は知っていた。ずいぶん昔から暗躍もしていた。森さんが最初の本を出したとき、いまこんなテーマで取材しているんだ、と思いました」
森「そうですよね(笑)。僕が前作を出したのが2018年。積水ハウス事件が弾けた、(地面師グループが)逮捕された11月の直後だった。それもあって本を出す、というずる賢い考え方もありましたが。そのおかげで話題になって。55億5000万も被害があった、五反田・海喜館という旅館を舞台にした詐欺事件です。それで一気に地面師の知名度が上がった」
青木「ドラマで知った人は多いでしょうけど、地面師を一言でいうと?」
森「前作のサブタイトルのとおりです。他人の土地を勝手に売り飛ばす詐欺師。土地の権利書などを書き換えて。要は地主に成りすますわけです。パスポートや免許証を偽造して『私が地主です』と。そうして大手デベロッパーに土地を売る。それが巨額の金で、最近は地価が高騰しているから、売り抜けて逃げてしまう。そういう詐欺です」
大竹「積水ハウスが思い切り騙されてしまうわけですよね」
森「不思議でしょう?」
大竹「不思議ですよ。だって55億……」
森「被害額55億5000万という認定ですけど、実態は70億の取引です。地面師事件で最大の事件ですが、2010年代後半の当時は、アパホテルも12億、NTT都市開発も10数億ほどとられている。あまり話題になっていないんですね」
大竹「そんなに大きな闇の詐欺集団なんですか?」
森「闇といえば闇だし、一般にはあまり知られていませんでしたね」
このあとも地面師や事件について森が解説した。詳しくはradikoのタイムフリー機能で確認してほしい。
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