【お天気気象転結】台風6号、そのとき東京都内の調節池は…?

【お天気気象転結】台風6号、そのとき東京都内の調節池は…?

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文化放送メールマガジン(毎週金曜日配信)にて連載中の「佳子・純子のお天気気象転結」。気象予報士の伊藤佳子記者・鈴木純子アナウンサーが、毎日にちょっと役立つお天気情報をお届けしています! この記事では全文をご紹介。

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▼6月12日配信号 担当
伊藤佳子

関東甲信地方は平年と同じ6月7日に「梅雨入り」の発表がありました。平年の「梅雨明け」は7月19日ですが、「梅雨入り・梅雨明け」は定規で線を引くようにはいきません。
気象庁は「梅雨入りしたとみられる」と発表はしますが、これはあくまで速報値、あとで違っていたという場合は修正し、9月1日に「確定値」として発表します。

そもそもなぜ気象庁は「梅雨入り」の発表をするのでしょうか?
それは「大雨災害に注意する季節が始まりましたよ!」という「防災上の注意喚起」が目的なのです。
とはいえ今年は梅雨入り前の6月3日、台風6号による大雨に見舞われましたね。
神奈川県では線状降水帯も発生し、東京を流れる善福寺川・神田川・目黒川・野川・仙川で「レベル4氾濫危険警報」が発表されました。
東京都では水位が上がると自動的に水を取り込む「調節池」を整備しています。神田川・環状7号線地下調節池はじめ各調節池が稼働しました。


△神田川・環状7号線地下調節池


△トンネルの途中には小学生が描いた絵も…

東京都 建設局 河川部 防災課 野元秀美課長によりますと、今回は、去年9月谷沢川・立会川が氾濫した時の倍以上の水を取り込んだということです。
例えば、神田川・環状7号線地下調節地では23万7100トン、小学校の25mプールおよそ790杯分の水を引き込みましたが、この調節池の容量のおよそ44%に当たるとか。
2019年の台風19号の時は容量の90%まで達しましたが、今回は短時間で済んだため、
およそ半分でおさまったそうです。


△東京都 河川部防災課 野元秀美課長

もし線状降水帯がかかったり、もっと長い時間強い雨が降り続けた場合、調節池もいっぱいになる可能性があります。調節池があるからと安心するのではなく、調節池が機能している間に「逃げる時間を稼いでいる」と考えて、危険な場所にいる方は早めの避難を!
東京の神田川などの中小河川は、レベル3以下は発表されません。雨が川に入りやすく、極端に断面が小さい川が多く、短時間で水位が上がるのが非常に早いので、レベル2、レベル3と出している間にすぐレベル4になる可能性があるからです。

本格的な大雨シーズンが始まりました。備えを進めておきましょう。

気象予報士 防災士 都庁・気象庁担当記者  伊藤佳子

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