ジン×蕎麦 ~付加価値を与える~
様々な社会課題や未来予想に対してイノベーションをキーワードに経営学者・入山章栄さんが色々なジャンルのトップランナーたちとディスカッションする番組・文化放送「浜松町Innovation Culture Cafe」。
2026年7月13日、7月20日の浜松町Innovation Culture Cafeでは、『ジン×蕎麦 ~付加価値を与える~ 』をテーマに、お客様にエシカル・スピリッツ代表取締役CEO・小野力さんと株式会社ずずずCo-FounderCEO・桑岡翔吾さんをお迎えしました。
最初は、お二人のこれまでのお話から…
入山:まず小野さんから伺いたいんですけれども、僕は何度かお会いさせていただいてますが、改めて小野さんがやられているエシカルスピリッツというのがどういう会社なのか教えてください。
小野:我々は東京の蔵前を拠点に「もったいない素材」の価値を引き出すようなクラフトジン造りをしておりまして、今見過ごされている素材であったりとか余った酒粕であるとか、コロナ禍で余ったビール、そういったものからクラフトジン作りというのを2020年からやっております。
入山:クラフトジン作りを現在行う一方で、小野さんはイギリスの大学を卒業をしていて、コンサルタント会社に入社されて、そしてロンドンの会社にもいらっしゃったんですね。
小野:これは大学の友達と起業した会社ですね。
入山:ロンドンで!ロンドンで起業だよ!?
田ヶ原:何をされてんですか?
小野:この時の起業は、スーパーエンジニアみたいな友達を軸にしてマーケティングテックなんですけれども、食べログが日本で使えるかわからないけど、旅行地とかその需要ロケーションによって適切なサービスを提案するみたいな API づくりをやってました。
入山:その後日本に帰られて、今エシカルスピリッツでクラフトジン造りをやっているということで、なんでクラフトジンなんですか?
小野:それで言うと事業自体が始まった経緯は、酒粕からそれに価値は与えるということで、クラフトジンっていうのに目をつけたんですけれども。私自身もイギリスでお酒を飲み始めて、その当初は本当にウイスキー市場ぐらい、ジンの市場っていうのが伸びたんですけども、毎週新しいブランドが生まれてるみたいな時にお酒を飲み始めて、そこでジンの面白さに出会って、いずれ関わってみたいなという時に、このエスカルスピリッツを共同創業するという話をいただいたんですね。
入山:なるほど。そして桑岡さんもよろしくお願いします。桑岡さんは「ずずず」という会社ですけれども。
桑岡:謎の名前かもしれませんけども、そばをすする音を意識してつけた会社名でございます。私は8年間ほどお蕎麦屋さんで週末の昼に呑むっていう活動をずっとやっているんです。それを「蕎麦屋de上機嫌」という名前で Instagram で発信してるんですけれども。たまらないんですよ。多幸感が得られる瞬間で昼間からお酒を呑んで許される場所ってそんなにないじゃないですか。でもお蕎麦屋さんで昼に飲むって「粋」って言われちゃうんですよね。
入山:褒められるんだ!
桑岡:以前、仕事でミャンマーにいて、2017年に帰国したんですけど、やっぱり和食ってすごい美味しいよねと改めて感じました。改めて素材の味を大切にされてるお店ってたくさん言ったんですけれども、お蕎麦屋さんで呑み始めて、最高だわってなって。お蕎麦屋さんでずっと飲む活動をやっていたら、それなりに名前を知られて、いろんな方をご紹介いただいた中で、農家さんに出会いました。自分でも畑をやってみたいなと思ってやってみて。実際、農家さんのお話を聞くと、後継者問題や、なかなか儲からないで、やめちゃうって聞いて。「あれ、僕の週末の楽しみは今後なくなってしまうんじゃないかな?」ということもあって、立ち上がりたいなと思うようになりました。
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本日のお客様
小野力さん
イギリスの大学を卒業後、デロイトトーマツコンサルティングに入社し、コンサルティング業務に従事。その後、ロンドンでのFuzed Innovations社の共同創業や、dotD, inc.のManaging Director職を経て、現在は、エシカル・スピリッツ株式会社CEOとして事業を展開。
桑岡翔吾さん
海外で過ごし、2010年に大手電機メーカーへ入社。新興国市場の開拓やミャンマーでの事業立ち上げを経験。現在は大手IT企業で新規事業の立ち上げ・企画を経て、オープンイノベーションの推進に携わる一方、「蕎麦文化を次の世代へ、そして世界へつなぐこと」をライフワークに、2つの会社を率いる。ひとつは2023年設立の合同会社Tsunagi。蕎麦の製粉で出る「ふすま粉」をクラフトビールに変えるアップサイクルや、種まきから収穫まで参加できる「蕎麦畑オーナーシップ」など、生産者と地域に根ざした足元の取り組みを展開。もうひとつが「株式会社ずずず」。こちらはHIPHOPアーティストや映像クリエイターと共に、蕎麦を"すする"を起点に、音楽と映像で蕎麦文化を世界へ発信するプロジェクト。
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この記事の番組情報
浜松町Innovation Culture Cafe
月 19:00~19:30
浜松町の路地裏にひっそりと佇むカフェ「浜松町Innovation Culture Cafe」 経営学に詳しいマスターが営むこのお店には、様々なジャンルのクリエ…
